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「4人の幼なじみ」
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「なるほどね」
とたわいもない会話をしていると扉がコンコンとノックされる。
「どうぞ」
ミルが返事をすると扉が開く。
「ミル、また来たのか」
「いいでしょ?」
あ、知ってる…
「ん?ソイツは?」
「あ、この子迷子なんだってー」
この子って…子供扱いか と苦笑する。
「初めまして、ミヤビっていいます」
「俺はレイ、よろしくな。ここの領主だ」
うん、やっぱり。この金髪に赤い瞳、一人しかいないし。
ちなみにミルはプリン髪に青の瞳、鼻の上辺りにはそばかすが出来ている。まぁ見るからに元気っ子。
「ミル、あとの人は?」
「えぇと後は…ルディ、メルト、シリウスだね」
シリウスは好きでも嫌いでもない。でも会えるなら会いたい。
「誰なら会える?」
「うーん…あ、3人とも居間にいるかも!」
「ほんと?!会いたい!」
「随分社交的なんだな」
はしゃぎ過ぎた?恥ずかしい…!
「とりあえず居間行く?」
「うん!」
俺たちは部屋を出て居間へ向かった。
✱✱✱
「ルディ、メルト、シリウス!」
3人は談話していたようで、話をやめて俺たちの方を見る。俺たちは3人の側へより、ソファに腰をかける。
「紹介するわ。この子はミヤビ。迷子なんだって。」
「なるほど、僕はシリウス。よろしくね」
この人は水色の髪に黄色い瞳だ。髪が少し巻いていて可愛らしい。
「俺はルディ」
ルディは赤髪に緑の瞳。髪はマッシュ。
「僕メルト!」
メルトは黄色い髪にオレンジの瞳。髪はボブにウェーブをかけた感じだ。
推しきたぁあっ!!尊いッ…。メルト可愛すぎでしょ。ルディはイケメンすぎな?!
「はぁぁああーっ…」
思わず大きく深いため息をついてしまう。失礼に見えるかもしれないが推しが尊いのが悪いんだ。
「ミヤビ、大丈夫か?」
そっと背中に手を当ててレイが声をかけてくれる。なんて優しいんだ。でも俺どこも痛くないし疲れてないから大丈夫だよ?
「大丈夫」
「所で迷子って?」
とシリウスが質問をした。
「信じるかわかんないけど別の……国から来たんだ。船や飛行機じゃなくて家の玄関扉から。」
「玄関扉?魔法使ったの?」
「違う。普通に家に帰っただけ。」
「よく分かんないけど別のところから突然ここに来ちゃったってことだよね?」
心配そうにメルトが確認をする。
「そうだよ」
「帰り道も分からない状態なの?」
ミルも心配そうに眉を寄せる。
「うん」
しばらく沈黙が続いたけど、すぐにレイが口を開いた。
「ミヤビ、しばらくここに居るといい。」
「え……いいの?」
「あぁ。それと、これをやる。」
と手に乗せられたのは赤いビー玉。
「きれい……」
みんなは目を丸くして驚いている。どうしたの?ビー玉初めて見たとか?
俺もよく分からずにこてんと首を傾げる。
「レイ本気?!」
ミルが身を乗り出す。
「れーちゃん大胆!」
とメルトが笑う。
ルディはただ呆れたようにため息を着く。
「レイ、…」
シリウスはただ静かに名前を呼んだ。
え、なに?シリウスもしかしてレイ好きな感じ?俺応援するよ!
あ、そういえば……
「みんな歳いくつなの?」
「メルト以外は18よ」
「僕17ー!」
「えっ……?」
みんな若くない?
「そういうオマエはどうなんだ」
とルディが聞く。
「俺22」
「えっ、みーちゃん年上?!」
え、何みーちゃんって。勝手にあだ名ついてる…。
「みーちゃん……?」
ボソッと小さく呟く。
「いや?」
いやいや、推しがあだ名つけてくれるとか嬉しすぎて死ねるよ?
「そんな訳ない!!嬉しいよ!」
身を乗り出してぎゅっと手を握る。
…………周りの視線が刺さる。
「っ……こほん」
「ミヤビ年上だったのか…」
「見えないね〜」
「あぁ」
「同感」
え、みんな?酷くない?これでも成人してますけど……。
「みーちゃん童顔だからね!」
童顔とかそんな事はない。普通の顔で普通の身長で普通の体重なんだけど……
まぁ海外の人が日本人を見たら童顔って言うのと同じだよね。
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