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18歳以上ですか?
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※「甘くて蕩ける」
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「勃ってるよ」
勃っ……、え?目線を下にやると中心はしっかり勃っていた。
「っ………」
気まずい、ものすごく気まずい。俺は見る専だし自分がするってなったら嫌だ。
…………しちゃったけど。
「ミヤビはこういうの好きなんだ?」
クスクスと楽しそうに、でも意地悪く笑う。
「ふふ、…あ、そうだ。……チョコレート使おっか」
バレンタインは異世界でもあるのかな…。世界共通?でもこのゲーム作ったの日本人だし普通?んー、よく分からん。
「チョコレート……もう嫌な予感しかしない…」
サイドテーブルの引き出しを開ける。チョコそんな所にあったんだ。
「なんとお酒入り♡」
お酒か……弱くはないと思うけど……知らないチョコだし不安しかない。
シリウスはビリビリと包みを破ってチョコを取り出す。
「はい、あーん」
「あー…」
パクッと食べる。少し噛むとお酒の味が口に広がる。
わっ……これ絶対アルコール度数高いだろっ……。
「これアルコール度数高くないか?」
「ん?そうかな。普通だよ?」
1つ食べただけで身体ポカポカしてきたもん!なんだよこれ、ほぼお酒じゃん!
「じゃあ僕も食べよ〜」
「待って、高校生だろ?」
「コウコウセイ…?」
「あー……未成年だろって事だよ」
「まさか、僕もう成人してるよ?」
「…………は?」
どういうこと?まだ18歳だろ?
「お酒は20からだ」
「この国の成人年齢は15。」
15?!まだまだ子供じゃん。え?…これは文化というか…国の違い?いや、文化の違いだとしても15は流石に嘘だろ?
「………マジで言ってる?」
「うん、嘘じゃないよ、だから僕がもし結婚しよーって言っても15から出来るよ」
「うーん、なんか15と付き合うとか犯罪っぽくて嫌だなぁ……」
「犯罪?なんで?成人なのに?」
「俺の居た国では20が成人。だから15なんてまだまだ子供」
「あぁ、なるほどね」
「てか……あっつ……」
服をパタパタさせて、少し滲んだ汗を拭う。こんなアルコール度数高いと死ぬんじゃない?
「そう?僕全然だけど。ミヤビお酒弱すぎ」
クスクスと楽しそうに笑う。なんか凄いムカつく。殴っていいかな。むぅっと頬を膨らませる。シリウスは俺の膨らんだ頬を両手で潰す。
「なゃにすんらっ」
「かわいいね」
唇が突き出た不細工な顔のままキスされた。
「んっ……?!」
すぐに頬から手を離されて、唇も離れた。それからすぐ真剣な顔でまた近づいてきた。
「あ、えっと……ホントに待って」
「待てない」
言って、唇を重ねた。聞こえるんじゃなかなってくらい心臓バクバクしてる。啄むようなキスで、舌入れないんだ……なんて思った。そしたら舌で唇をつつかれた。入れろって言ってるみたい。ダメだと頭の隅で分かっていたけど俺もかなり酔っていた。判断があやふやだった。だからなのか俺はすぐに口を開いた。
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