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雨
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陸「っ…」
男は流れるような手つきで戸に鍵をかけると、俺の体を荒々しく壁に押し付けた
白いタイル張りの壁はひんやりとしていて、火照った肌に少し冷たく感じた
男の目はギラギラと光り、既に理性は飛んでしまっているようだった
男はいっそう呼吸を荒くして、躊躇なく俺の服の中へ手を突っ込む
生ぬるい男の体温が気持ち悪いのに、発情した俺の体は都合よくそれを快感へと変換した
頭と体がまるで違う反応をするのが、なんとも不気味だった
「はっ…まじで、やべぇ匂い、お前のフェロモン」
堪らない、と言って男は俺の首筋に噛み付いた
密着した下半身に硬い感触
男ははち切れんばかりに勃起していた
陸「あ、」
勃起したそれを股間にぐりぐりと強く押し付けられ、思わず腰が引ける
男はそんな俺の腰をガッチリと掴み、いやらしく揺すってみせた
陸「ん、ぁ…はぁ…っう」
「エロ…」
無意識に息が漏れ、頭の芯がグラグラと揺れる
俺は堪らず、またも崩れるようにその場に座り込んだ
項垂れた頭の上で、カチャカチャと金属音が聞こえる
まさかと思い慌てて顔を上げて見ると、目の前に露になった男の性器がどんと待ち受けていた
陸「おいっ、仕舞え!そんなもん、見せんな」
俺は理性で拒絶するが、その濃厚な匂いに頭はクラクラと混乱し、鼓動は高ぶる
「そんな顔して言われてもな」
陸「ん、!ぉえっ」
瞬間、唇を割り押し込まれたそれは、容赦なく口内を侵し喉まで到達した
喉の奥に当たる硬い感触に反射的に嘔吐き、涙が溢れる
「あ〜、やばい」
男は俺の髪の毛を乱暴に掴むと、好き勝手に腰を揺すり始める
腕を伸ばして抵抗しようにも、力の抜けきった俺の腕はまるで使い物にならなかった
「あれ、ちゃんと息してる?もしかしてフェラすんの初めて?」
陸「んぐ……んん」
俺は無意識に息を止めていたらしい、苦しいはずだ
口いっぱいに男の性器を咥え、息苦しさに滲んだ涙が頬を伝う
酸素が足りず、顔面に血液が集まり上気するのが感覚でわかった
男は何に興奮したのか、更に勢いを増して腰を揺する
陸「ふ、ぅう…っぁ」
掴まれた髪の毛がプチプチと切れる音がする
鼻から抜ける独特な匂いが、俺の理性を吹き飛ばしてしまいそうだった
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