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お風呂
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陸「…」
熱いシャワーを頭から浴びながら、今日の出来事を振り返っていた
ヒートで部活を早退し、帰宅途中にαと遭遇、強姦されたところを虎岩に救われ、成り行きで虎岩とセックス、今に至る
陸「(…疲れた)」
濃すぎる一日を思い返した途端どっと疲れがのしかかり無意識に深い深い溜め息が漏れた
シャワーの水圧が肌を刺激して少しこそばゆい
感覚が過敏になっているからだ
体がふらつくので腰を降ろしたいと思ったが、椅子は無かった
虎岩は風呂で椅子を使わない派のようだ
陸「ぅ…」
もたつきながらも何とか体を洗い終えた頃、またしても発作を起こした
脳が揺れる感覚、体はみるみる力を失いよろけてその場にへたり込む
壁に手をついた拍子にシャンプーボトルや洗面器を床に落としてしまった
カランカランと音が反響する
陸「ん…はぁ、クソ…」
数秒も経たないうちにドタドタと迫る足音
戸が勢い良く開かれた
恭二郎「先輩っ」
陸「(すっ飛んできたな)」
座り込む俺の背中に虎岩の声がかかる
俺のフェロモンに反応してか虎岩の体からもみるみるフェロモンが溢れてくるのを感じた
恭二郎「怪我は」
陸「大丈夫…」
虎岩から手を差し伸べられるが、俺は立ち上がる事が出来なかった
虎岩は困った顔で俺の背中を不器用にさする
が、その行為がかえって俺の体を刺激するのだった
陸「っ」
恭二郎「す、すんません」
ビクビクと跳ねる俺の体に焦って手を引っ込める虎岩
すぐ側に感じる虎岩の熱い息遣いに、体の芯からゾクゾクと震えた
正直、耐えられる気がしなかった
陸「…虎岩、」
体は悲鳴をあげていた
それでも下腹部はお構い無しにキュウキュウと疼いて、脳はふやけて馬鹿になっていた
虎岩の腕を掴む
その手は弱々しく微かに震えていたが、虎岩はしっかり受け止めた
恭二郎「でも先輩、体が」
陸「いい、から早く…」
虎岩は難しい顔をして少し悩んだ末に、決心したように普段のキリッとした顔に戻り俺を見た
目が合い、互いに吸い寄せられるように唇が重なる
陸「ん、ん…」
絡む舌がジンジンと熱を持つ
体中から留まることなくフェロモンが溢れ出し、全身で虎岩を誘惑した
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