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1ー桐生視点ー
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「き………て……き…い…おて…きー兄起きてー。」
体を揺すられ、
いつものおっとりした声が聞こえる
「………ん?あれ?秀?」
「そうだよーもー。きー兄は朝に弱いなー………………まぁそこが可愛いんだけど…」
「なんか言った?」
「なんでもないよー」
「そっか、んーー……用意しないとなぁ……」
俺の名前は雨宮桐生。今の秀っていうのは俺の弟。弟のくせに俺より身長高いのはずるい……じゃなくて羨ましい。
俺達はいたって普通の兄弟だけど変わったところが一つある。
それは、目にある傷。
これは昔、何者かによってつけられた傷。
それについての話はまた今度(笑)
「秀ーご飯食べ終わったー?」
「まってーもうちょっとー…もぐもぐ」
鏡の前で…目の傷を触ってみる。
「………もう随分出てきてないね………優。」
「きー兄〜食べ終わったよ〜学校いこー。」
「あ、うん。よし、行こっか。」
いつまでもこの日常が続いて欲しい
ーそう、いつまでも………
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