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四話「受け入れ準備㊂」
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ないとね。」
用具入れを開けて掃除道具を探したり窓を開けて換気する雛鶴。
「これとこれとこれと・・・」
雑巾や座敷箒、ハタキや竹箒を持って大きな客間に移動する雛鶴。
「雛鶴さーん!ありましたかー?」
声をかけながら顔を出すまきをと須磨。
「ええ、あったわ。ほら、これよ」
ドサッと掃除道具を置く雛鶴。
「随分沢山あったんですねぇ~、有難う御座います雛鶴さん」
嬉しそうににこっと微笑んで話す須磨。
「呼んでくださいよ、私の方が力あんのにさ」
ニッと笑って雛鶴に話すまきを。
「酷いですう~、まきをさん。私の事役立たずみたいに!」
「はぁ!?言ってないだろう?頓珍漢な事言ってんじゃないよ!ほら、掃除すんぞ、掃除掃除!須磨はハタキで埃払っておいてくれよ。窓とか私が拭くからさ!」
「わかりました、まきをさん!」
にこっと笑ってまきをの指示に従って頷き、ハタキで埃を落としていく須磨。
其の埃を箒でまとめ、塵取りに集めて大きな袋に入れたり窓を拭いたりするまきを。
「私、廊下の掃除をしておくわ。別の部屋も。天元様と善逸君に恥ずかしいからね」とにこっと微笑み話す雛鶴。
「其の後に、拭き掃除もしちゃいましょ」
「「はーい」」
雛鶴が二人に話して返事をして掃除の続きをするまきをと須磨。
「須磨―、そっちの掃除終わったかい?」
須磨に声をかけるまきを。
「えーっと…はい」
床を拭き終わりきょろきょろと確認をしてまきをに返事をする須磨。
「確認すんぞー?」
「あ、はい!」
まきをが確認すると聞いて緊張しながら返事をするまきを。
「んー・・・っと」
確認しながら歩きふき残しを見つけて須磨を呼ぶまきを。
「須磨―?ちょいこっち来いよ?」
手招きして須磨を呼ぶまきを。
「は、はーい!」
緊張しながら走って天元の傍に行くまきを。
「まきをさん、ごめんなさい。拭き残しありましたか?」
「あった!から、雑巾レースすんぞ!須磨だけじゃきっと力足らないんだろ?仕方ねぇなぁ」
「は、はい!」
返事をして嬉しそうにする須磨。
「何、嬉しそうなんだよ!」
わしゃしゃしゃと須磨の頭を撫でクスクス笑うまきを。
「えー?だーってぇー」
むぅと拗ねる須磨。
「さ、やんぞ」
声をかけ雑巾を床に置くまきを。
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