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六ー二「雑巾レースと怪我🉂」
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「あ、あの・・・」
恥ずかしそうに頬を染め、天元を見る須磨。
「んん?」
何ともないような返事をしながら須磨の顔をちらっと見る天元。
「何だァ?熱でもあんなら、休んどけよ?おーい、雛鶴~!」
「ん?」
天元の声が聞こえ、一度手を止め、何だろうと思いながら「どうかしましたか?」とシュンと移動して天元の傍に行き聞く雛鶴。
「此奴、休ませてやってくれねぇか?なんか顔が赤いからよ」
ケラケラ笑ってわざと気付かない振りをする天元。
「あ、は、はい。」
寝ている須磨の体を受け取り一回床に置くと蒲団の支度をする雛鶴。
「あれぇ?いないと思ったら」
「あ、丁度良かったわ。布団敷きたいから手伝って?」
「え?あ、いーっすけど」
須磨の様子を見ながら雛鶴に返事をするまきを。
「じゃあお願い」
にこっと微笑み敷布団を渡す雛鶴。
「うぃーっす」
返事をして敷こうとするまきを。
「あ、雛鶴さん、そっち持ってくださいっす」
元気に雛鶴にお願いするまきを。
「え?ええ・・・」
振り返ると布団が敷ききれていなくて手を貸す雛鶴。
「「よい・・・しょっと」」
二人でやるとあっという間で、敷布団を敷き、枕を置き、掛け布団をかけるという作業をあっという間に終わらせた雛鶴とまきを。
「お、いいじゃねぇか、じゃあ須磨のこと頼むわ」
須磨を横に寝かせるのを見ると「次は善逸の部屋の続き頼むわ、なんなら俺も手伝うか、ど派手にな!」と笑って話す天元。
「わわっ、待ってくださいよぉ~…」
顔を赤くして恥ずかしそうにしながら、手を一緒に動かす須磨。
「ほら、やんぞぉ?1・2、1・2!」
「う・・・は、ハイぃ~」
掛け声をかけながら窓拭きを一緒に始める須磨と天元。
「うぅ~」
恥ずかしそうに俯きながら拭く須磨。
「いいなぁ~天元様ぁ!」
膨れながら須磨と天元の様子を見るまきを。
「何だ?お前ら須磨とやりたかったのか?」
笑いながら須磨とやりたいのかそうかそうかと話す天元。
「天元様の意地悪~!」
その話に拗ねるまきを。
「そういえば、雛鶴は?」
雛鶴の声が聞こえず、キョロキョロと探す天元。
「え?あ~…雛鶴さんは真面目だから一人で掃除してるかも…なんつってw」
茶化して天元に話すまきを。
「それは駄目なことだな。なぁ、まきを?須磨?わざと省いてんのか?」
「え?いや…えっと…」
目が左右に泳ぐまきを。
「お前さんがわざとやるような子じゃないとは思ってたんだがな。雛鶴は我慢強くて頼りになる1番の女房だ。だが、まきをは2番目じゃないな、降格だ。須磨、お前を2番目とする」
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