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⑦fjky 前回の後の話
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なんとなく前回の続きです。
R要素今回無しにしておこうかと思います。
急に入ってくるかも?わかりません笑
フジ視点で書いていきます。
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キヨは親友だ。
だけど、そんな彼に2年前から恋をしてしまった。
その気は元々なかった。
だけど彼だけは男とか女とか性別など関係ない。
人として好きだ。いつの間にか恋愛感情に変わってしまっただけである。
そんな彼を毎日見ていたい。でも毎日はさすがにしつこいだろうと思い、週に何回か家に行っている。遊びに行くという建前で。
そんなこんなで今日も彼の家に行こうと思い、電話をかける。
1回目は電波のせいか上手く会話ができず切ってしまい、2回目は出なかった。
もしかして倒れた?など悪い予感が頭を横切り、早足で彼の家に向かう。
インターホンを押しても反応がなく、ダメ元でドアに手をかけると予想外に開いてしまう。
ここまで来たらもう入るしかない。
室内は静まり返ってジージーと電気の音が微かに聞こえるくらいだった。
f「キヨー?」
返事がない。
リビングに足を踏み入れると信じられない光景が目に飛び込んでくる。
ソファーに裸で突っ伏してる彼がいた。
床には茶色と赤と白濁色の液体がカーペットに半分ほど染みている。
彼の尻穴からはピンク色の液体が流れていた。
なんだこの状況。どうなってる?泥棒とはとても思えない。明らかに強姦された後だった。
どうしたらいいかわからず、思いつく処理をひたすら行う。
まずは彼のナカに入った汚物を掻き出さなきゃと思い、罪悪感に押し潰されながら指を入れて描き出す。
f「っし、失礼します…。」
つぷりと粘り気のある液体が指を迎え、奥に誘い込むようだった。
見てはいけないと顔を逸らすが、薄らと目を開けながらそれを見てしまう。我ながら最低だと思う。
k「…っふ、あ…ん、…」
起こしてしまっただろうか。顔を覗き込むと眉を顰めながらも寝ている様子だった。
とりあえずは一安心。何とかナカに入ってる液体を掻き出し彼の身体を観察する。
手首には掴まれたような手の跡が残っている。尋常じゃないほどの力で抑えられたのだと思う。
胸元には噛まれたような跡からほんの少し血が出ている。
顔を見つめる。口元からは涎が垂れていて下唇には噛み締めた跡が残っている、鼻の下に乾いた血の跡、目尻から鼻筋に伸びた涙の跡が残っている。
なんてことだ。こんなになるまで好き放題されてしまったのか。悔しさと悲しさと怒りがが込み上げてきて拳に力が入る。
男として生まれ、こんな扱いを受けてしまうのがどんなに辛いことか。到底想像し得られない。
全てを隠すように彼に毛布をかけ、床に染みついた汚れを必死に落とす。
すっかり夜になってしまった。少し離れたところに座り一息つく。
すうすうと寝息が静寂の中を彷徨う。
静かに込み上げてきた怒りを押さえつけるかのように網状に組んだ手の指の間に力いっぱい爪を食い込ませる。
彼が受けた痛みと屈辱はこんなものではい。
f(長居してはどうもダメな気がする。そろそろ帰るかな…?)
立ち上がると毛布がモゾモゾと動き始め、ゆっくりと彼が起き上がる。
f「ぁ…」
彼は不思議そうに辺りを見回した。
パチリと目が合う。
何て声をかけたらいいのだろう。
聞きたいことがあるのに聞き出せない。
ぶつけようのない怒りが彼にとんでいってしまいそうだ。
それだけはダメだ。これ以上泣かせるような事はしたくない。葛藤が永遠に続きそうだ。
瞼が重く開ききっていない瞳は光が灯っておらず深海のようだ。
見惚れている。自分自身も深い海に落とされそうだ。彼には自分がどう見えているのだろう。そんなことをつい考えてしまう。
場を紛らわすのに慌てて話題を絞り出す。大してお腹は空いてないが飯の話にしよう。
f「…あ、お腹空いた…??」
k「…え、あぁ…うん。」
戸惑いながらもホッと胸を撫で下ろす。
f「出前とるべ!何食べる?」
買いに行っても良かったが、彼を1人にはできない。外にも連れ出すわけにはいかない。
k「…そーだなー…ま○やでいい…?」
f「ははっ!結局それかよ!笑」
k「えへへ…」
彼の笑顔は貼り付けたものだとすぐにわかった。
きっとその笑顔は防衛本能によるものだ。
変に頭にこびりつきそうなくらい違和感がある。
その笑顔を受け入れるには針を飲み込むように苦しくて痛い。それほど見ているのが辛かった。彼の笑う顔が愛らしくて大好きなのに。
傍にいてあげたい。
ねえ。キヨ。一生をかけてもいい。もう二度とこんなことにならないよう守り抜くよ。君を泣かせるようなことは絶対にしない。だから…だから…
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