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mbky12 ※
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死神は背を向けてブツブツと何やら嬉しそうに1人で呟きながら階段下の左側へ向かった。
恐らく奥さんのところへ行ったのだろう。
事後は必ず独り言を呟きながら部屋から出て行く。今まで気にしてこなかったが、恐らく毎回奥さんのところへ行っているんだ。
これはきっとあの男のルーティンだ。
こだわりが強ければルーティンが必ずある。
少しずつ男のことがわかってきた。
そうなると勝算はないが、サシでの勝負ならどうにかなるのではと思った。
明日もきっと彼は仕事に行って帰ってくるまでの時間がある。
しかし不可解な点が1点だけある。
何十人もの女性がここで殺害され誰一人としてなぜ何もできなかったのだろうか。誰でもここにきたら探索をしたり逃げようとしたりで必ず何かしらはするのではないだろうか。
主観的ではあるが誰でも少し考えれば思いつくものだ。
俺だって力勝負をしようとしてるわけではない。
抵抗できなかったのか。阻止されてしまったのか。行動を起こす前に殺されてしまったのか。色々と不安が過る。
k「っ、いてぇよ…マジで…」
小さく愚痴を溢して浴室に向かう。
汚れを全て落とすようにシャワー浴びる。
背中に激痛が走るが小さな破片が残っては大変なのできちんと洗い流す。
お湯が沁みて思わず涙目になる。
浴室から出ると男がいて思わぬ事態に驚く。
k「っわーー!!」
「化け物扱いしないでくれ。あと君の声でかいな。」
冷静につっこまれた。
意外とその返しが面白くて笑いそうになってしまった。
k「えへへ…いやーいると思わなくてつい…」
「今日はね、もう少し楽しみたいと思ってきたんだ。」
k「え。」
自分が崩してやろうと思っていたルーティンを先に崩してきた。
たったそれだけのことなのに顔から血の気が引いていく。
「先程の君を見てもう少し味わいたくてね。」
k「え、あ、今日はもう…ほら、お身体ね、お大事にしなきゃ…ね…?」
「はは。思ってないことを言うもんじゃない。君は非常にわかりやすくて単純だ。故にどうすれば怖がるかすぐにわかる。」
k「な…」
「思い込みとは実に恐ろしい。誰も私を理解できない。例外なく君もだ。」
k「じ、じゃあ俺とゲームしませんか?本当に俺があなたを理解できないかどうか。」
「ゲーム?」
k「そう!簡単なゲームです!俺が勝ったら俺の質問に必ず答えてもらいます。」
「ほう。君が負けたら?」
k「えーと…。」
「こうしよう。君が負けたら私の目の前で自慰をしてもらう。これくらいが妥当かな?」
k「…いいですよ。」
とりあえず思いもよらなかった最初のゲームは安物にした。
次は命を賭けなければならなくなるだろうから。
k「えーとサイコロとかなんかありますか?」
「あぁ。あるよ。ここには何もないからね、カードゲームとかそういうのは一応置いてあるんだ。」
k「な、なるほど…。」
「で、ゲームの内容は?」
k「そうですね…こうしましょう。各数字にお題を当てはめます。1は好きな食べ物、2はお気に入りの物、3は好きな天気、4は好きな映画、5は嫌いなもの、6は自分の長所…出た目のお題に答えます。ただし嘘をついていいのはお互い一つだけ。先に見破れた方が勝ち。どうでしょうか?」
「うん。面白そうだね。乗った。お題は忘れそうだから紙に書いておくよ。先行は?」
k「じゃんけんで決めましょうか。」
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急に失礼します
思ったより長くて濡れ場目的で見てる方超申し訳ないです
急な展開ありすぎて申し訳ない
もう少し続きます笑
逆裁やってるキヨを見てたらこーゆーのちょっと書きたくなってしまいました笑
大して頭良くないのにこんなの書いちゃってちょっと焦ってます笑
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