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mbky15 ※
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目が覚めても真っ暗な部屋。
もう見慣れてしまう程だった。
3日くらいたっただろうか。日にちの感覚が段々となくなってきた。
何とかしてあの男の度肝を抜くようなことをしなければと考える。
自分自身もルーティンと化してエントランスに出て天井窓を見に行く。
k「今日は晴れてんだな…」
「おはよう。毎朝ここに来ては窓を見てるんだね。」
k「おはようございます。時間がわからないものでつい見に来てしまいます。」
「時計置いてないからね。すまないね。」
k「時間わかったりしませんか?」
「さぁ、腕時計を私は身につけているが何時か当てるゲームでもしようか?」
k「いえ。結構です。」
「そうか。昨夜は随分と楽しませてもらえたんだがね。まぁ私もこれから仕事だからそんな暇はないのでね。失礼するよ。」
k「いってらっしゃい。」
「あ。そうだ。あの部屋は観に行ったかい?」
k「あの部屋?」
「私の妻の部屋だよ。」
k「あ、いや、行ってないです。」
「…そうか。」
男はさっさと屋敷を後にして仕事に向かった。
きっと例の部屋に行ったことはばれている。
とりあえず書斎に行って手紙がないか確認をしに行った。
k「今日はないか…。」
部屋を後にするとベルがどこからともなく鳴っている。
今までそんなことがなかったので驚いた。
どこからだろう。と好奇心に駆られ音の鳴る方へ足を運ぶ。
しかし探してる間にベルは鳴り止んでしまった。
どこから音がしていたのかわからなかった。
当てずっぽうに探したが見当たらず、食卓へ向かった。
k「料理できねえしなー。」
食べ物を探したが調理できそうな物がなかったので諦めてその辺にあったチョコレートをつまむ。
エントランスに出て窓を見るともう夜になろうとしていた。
k「今日終わるの早く感じるわ….。」
早く家に帰りたい。
メンバーが恋しくなってきた。
退屈で寂しい。
弱音が血液のように巡る。
すっかりと夜になったが男はまだ帰ってこない。
何かあったのだろうか。
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