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mbky26 ※
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部屋を探索し尽くして部屋の位置などを徹底的に頭に入れた。
あっという間に夜になる。
「ただいま。」
k「おかえりなさい。鬼ごっこやることにします。」
「目の色が変わったね。勝算でも見出せたのかい?」
k「いいえ。死にたくないので賭けにのったまでですよ。対して勝つ算段もありません。」
「ふーん。そう。」
ざっと見積もって五分五分くらいだろう。ここまでくるともう針を飲み込む腹を括るしかない。
後は運任せの賭けだ。
「楽しみだね。」
k「クソ緊張しますけどね…。」
「本当に君は面白いね。おいで。」
名前すら知らないこの男に惹きつけられるのは清潔感のある見た目と紳士的な立ち振る舞い、それから整った顔立ちそこに兼ね備えられた豊富な知性、影響力のある言葉選び等数え上げればキリがない。羨ましいとも思ってしまう。
中身は狂人でもなぜだかそこにカリスマ性を感じる。
悪は人を魅了する。この男は見事にそれを表したような人だった。
だからと言ってとても肯定できるものではない。
なぜなら彼のしていることは人殺しなのだから。
いつものベッドに男が座る。
「おいで」と手を引かれ男に跨がる。
優しい目で見つめられ思わずときめいてしまいそうだった。
ゆっくりと羽織っていた布を剥がしていく。
男は腰に手を回して俺を抱き寄せると愛おしそうに首筋や頬や鎖骨にキスをし始めてなんだかくすぐったかった。
「今日くらいは甘い時間をあげるよ。ゆっくりとね。」
k「んっ、…」
くるりと身体が反転したようにベッドに押し倒されて全身に優しく口付けをしていく。
足の甲から太腿、腰からお腹、お腹から胸元、胸元から首筋へと身体をなぞるようにゆっくりと。
男は優しい目で俺を見下ろす。
信じられないくらいドキドキと心臓が高鳴る。
顔に火照りを感じる。
優しい手つきで胸元を撫でて乳首に手が当たる度に身体がピクリと跳ねる。
「君の身体はまさに美術品のようだ。」
ぷくりとした下唇を男は指でなぞりそっとキスをする。
映画で観るような甘くて卑猥で恋人同士でするような口付けを自然と受け入れされるがままだ。
k「ふっ、ん、…」
キスしながら頬を撫でられその手は胸元におりてくる。
乳首に触れるように撫で回されて焦ったさがセックスに火をつける。
つい女の子のように反応してしまう。
この男にどんどん呑まれていく。
そんな気がした。
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