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fjky3 嫉妬
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信じられない。どういうことだ。
こんがらがった頭で一生懸命考える。
f「…え?どうして…?」
k「ごめんな。俺何となくわかっちゃってさ。試してたっていうか…まぁそんな感じだったんだわ。」
f「え…え…じゃぁ、この今までのこの話の感じも予想済みってこと?」
k「ざっくり言えばな。お前のどうでもいい質問にはある意味驚いたけど。」
f「な、な、なんでそんなこと…?」
k「その…まぁ、俺から言うのも癪だしな…って…。」
f「えーーーー?!!え?じゃ、俺と…その…そういう感じになっていいの??」
k「そう言う感じって?」
彼の照れ笑いが悪戯っぽい笑顔に変わる。
f「それは…その…付き合うってか…そんな感じ…?」
k「そんな感じで良いんだ?」
f「や、あの…え…付き合ってください…」
k「うはは!ストレートだな!」
f「え…あの、答えは?」
k「答えが欲しいの??」
f「え?当たり前じゃん!」
k「んー、ふふふ。さてどうしようかな…。俺に抱かれる覚悟あんの?」
f「は?逆だろ。」
k「え?」
辺りが静まり返る。
お互いにポカンとした顔で見つめ合う。
k「え?俺に抱かれたいんじゃないの?」
f「いや、俺が抱きたいの。」
k「いやいやいや。違うじゃん!?」
f「何が?!」
k「え。いや、抱かれるとか聞いてないし。」
f「今言ったし。何ならわざと俺以外のやつらにスキンシップやら愛想振り撒いてたじゃん。」
k「いやだって付き合ってないじゃん。」
f「俺すごい嫌だったし狂いそうだったんだよ。」
k「それはごめん。だけどそれとこれとは話が別だろ?」
f「いや、事の発端はそこじゃん。」
k「じゃぁ、ここは俺ららしく勝負しようぜ。」
f「何すんのよ?」
k「はい。こちらですね。」
果てしない論争を止めるかのように彼が取り出したのはビリビリグッズだ。
1〜99の数字を入力していって一つだけ電気が走る番号があるのでそれを当てた方が下になるとのこと。
絶対に負けられないので気合を入れておく。
きっとキヨもその気だろう。
先程の焦りと緊張に支配されている俺ではない。
絶対に勝つ。
白熱して実況モードになってキャッキャ騒ぎ出す。
k「いーや…お前さぁそれはねえよ〜!」
f「あるあるある!やっぱね、男は一気にね。」
これまでの経緯が既にどうでも良くなってしまうくらいだ。しかし賭けている事の重要さは変わらない。
今は嫉妬とかキヨに告白したことなどどうでもいい。今は。
k「ぎゃっ、!!」
f「あ。」
喜びを隠せずニヤける俺に対してキヨは目を丸くしして口をポカンと開けている。
k「あ…や、今のは…違う…。」
f「キヨくん?!何が違うのかな?ねえねえねええ!!」
k「ちょ、うるさいうるさいうるさい。ちょっとさーもーごーめんて〜。ねえ〜俺やだぁ〜。」
半分泣きそうになりながら駄々をこねるキヨが可愛くて仕方ないが、今回ばかりは引き下がれない。据え膳食わぬは男の恥というものだ。
f「だめですよ〜。言い出したのはキヨだもんね〜。あれ?まさか嘘だったんですか?騙したんですか?」
k「う…わぁ…うっざ…。」
f「俺を試しに試したツケが回ってきたんじゃないんでしょうかね〜?」
k「うぅ…もうフジ嫌い…。いいもん。もう好きにしろよ…。」
なかなかの策士だと思う。瞳をうるうるさせて上目遣いときた。上手く手の平に乗せられているが転がされないように且つキヨを傷つけないように慎重に接する。
f「ごめんごめん。とりあえず今日は寝よう?な?」
k「…寝てる時にやめろよ…?」
f「しませんしません。」
宥めるようにベッドに寝かせて何もしませんよ。というアピールをする為に彼に背を向けて眠りについた。
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