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ショコラBB系男子
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ピンクのラベル、茶色の瓶の栄養ドリンク。正直美味しくない。
こんな栄養剤に頼らなければいけないのは、今日の朝までハッスルしていたからにほかならない。
ムードに流されてしまい三回もやってしまったため腰はガタガタ。
寝不足で疲労困憊、たいしてお手入れもしていない肌はつやっつや。
いやぁ愛されてるなー俺、なんて思ってもいないことを言葉に出してため息。
あぁ駅の階段が、辛い。
出勤前に栄養ドリンクの購入のため、青い看板のコンビニに寄る。
入って近くにあるドリンクコーナーに鎮座しているそいつは、意外と高い。こんなもので疲労が取れるかどうかは定かではないが、俺にはこれが一番効くのだ。
大好きなだし巻きのおにぎりと一緒に手に取りレジで会計をする。
今の俺は気だるげな顔をしながらおにぎりをもぐもぐごくん。なんとも滑稽な姿だと思う。
栄養ドリンクを一気に飲み干し、頬を両手で叩き気合を入れる。
それじゃ本日も一日頑張ります。
窓から入った日は眩しく、昨夜の熱帯夜が冷めたベッドに横たわっていた俺は枕元にあるはずの煙草を探す。
手に当たったちょっと厚めの紙が使われた箱の中から自分の安定剤を取り出し火をつける。
煙を吸い込み一つため息。
あいつ発情しすぎだろ、玉の中空っぽだぜ。
部屋にある古い冷蔵庫から水を取り出し、一口。乾いた喉が潤うのを感じた。
残りを冷蔵庫にしまうため開けた時に、ふとあいつが置いていったちっちゃな小瓶が目に入った。
「あいつ買っていった割には飲まないよな。」
忘れていってるのを口内炎予防のために飲んでいるなんて、絶対に教えない。
だって口内炎できたらあいつキスの時に舌でグリグリされるから。
痛いよねあれ。
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