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ど、どうして…親父は俺を…。
「辰巳?落ち着いた?」
「夏芽…どうしてなんだよ。なんで、Subだからか?」
親父は、俺を邪魔者だといった…。Subは、邪魔だと。
「違うよ。多分、辰巳がSubだから引き離したんじゃないと思う。そう言わないと辰巳が引き下がらないって思ったからじゃないかな?これは、俺の勘だけど、犬童さんは、大事な息子である辰巳を守りたかったんだと思う。」
「ま、守るって…俺は…!」
「辰巳…犬童組はそこまで追い詰められてるってことだよ。おとなしく言うことを聞こう?」
「で、でも…!」
「うん…気持ちは分かるけど、今はちゃんと従おうね。」
確かに…夏芽の言う通りではある、だが、親父の言うことを聞かないといけない。そんなこと分かってるんだ。分かってるんだけど…Subだからと言われたのが引っかかって…
「それとー、辰巳…別荘に着いたらわかってるよね?」
「分かってるって?」
「とぼけるなよ?今日のことしっかり聞かなきゃいけないし」
今日のこと?あー、男2人に無理やり触られたことか?
「や…やましいことなんて…してない!ギリギリ大丈夫だったもん。」
そりゃ、夏芽が来なかったら、挿入されていたけど…
「ふーん、ギリギリ…ね。まぁ、後でじっくり聞くよ。あの部屋…でね。」
「でも、あの部屋って…言っても…あるかどうか分からないじゃん。しかも、自由に使える部屋…2部屋しかないんだよ?」
「いいじゃん。俺らは、1部屋共有で使って…1部屋はあの部屋にしたら。」
「あ…う…うん。分かった…。」
さらば、俺の一人部屋…
この目には逆らえない……
「2人とも着いたぞ。」
「あっ、中島さん、佐藤さん、ありがとうございます。」
「まぁ、俺たちはね、すぐ、任務に行かなきゃ行けないんだ。ドアの前に監視カメラつけとくし、多分ここなら大丈夫だと思うから。たまに家行くからね。ほんと、ごめんね。」
「全然大丈夫です!むしろ、ありがとうございます!」
「ごはんとかは…」
「俺…が」
「あっ、俺がつくりますので。」
俺が作るって言おうとしたのに…。
夏芽に先越された…
「うん。なら良かった。定期的になにか食料とか送るね。じゃあ、また何かあったら言ってね。」
「あっ、はい!本当にありがとうございます!それと、おやすみなさい!」
俺たちは口を揃えて2人にそう言う。
「うん。おやすみ…!」
中島さんと、佐藤さんは、にっこりと微笑んでそう言ってくれた。
見た目はヤクザみたいだけど(まぁ実際ヤクザだしね)ほんとにいい人だ。
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