アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
77.幕開け
-
あれから何時間しているんだろう……
まぁ、いいや。時間なんかどうでもいい。
この時……夏芽に触れて貰える時が1番幸せなんだ……。
「んあっ……夏芽……もっとおくに……」
「ああ。くれてやるよ……」
「んっんん♡」
その瞬間俺と夏芽のものは同時にはじけた。
「辰巳……辰巳?起きて?」
「んあっ……何時?」
「9時」
「え?学校……!」
俺は慌てて立ち上がる。
すると、夏芽は俺の手を握ってベッドに座らせて、、「今日は休みにしたよ。」といった。
休み……か。
「辰巳。ルールを決めないか?」
「ルール?」
あれ以上に増える……のか?
「まず、登下校は絶対俺と一緒にいること。」
「ああ。」
これはいつも通りだ。てか、俺も一緒に帰りたいし。
一日でも帰れなかった日は寂しかった。
「それと、東堂とは関わらないで。必要であれば転校しよう。」
冬弥……俺も関わりたくない……決着をつけ終わったら離れようと思う。
「あとは、、これだけは約束して……」
夏芽は悲しそうな目をしてこういった。
「もう二度と俺の傍から離れないで。」と。
夏芽はなんて言ったら安心してくれるのだろう……もちろんだって言葉だけで済む話ではないだろう。これは、もっと……
今にも泣きそうな目をしている夏芽に答える言葉がなかった俺は、夏芽の額にキスを落として、「俺は夏芽のものだから。」と言った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
79 / 152