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79.決戦.1
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「ホントに行くの?」
「ああ。」
「今日も休んだらいいのに……」
「だめだ。俺が決着を付ける。そう決めたから。」
「なら、サポートはする。」
「ありがと」
よしっ、言うセリフはちゃんと考えたし、きっと大丈夫……きっと
「ふぅ……」
「おはよ。辰巳?夏芽くんと仲直りしたんだね」
「ああ。おはよ。」
仲直りって……
ピコンっ
俺のLINEに、冬弥からメッセージが入った。
来た!「今日の放課後、鳥小屋の前」
鳥小屋の前か、夏芽にLINEしとくか……。よし……
「辰巳。おいで」
「ん?なに?」
俺は、夏芽に言われたまま夏芽の膝の上に座った。
「好きだよ。」
「え?急になんだよ……」
学校だぞ?ここ、!!!しかも今日は、そんな惚気けてる暇ないだろ!!!
「LINE見た?」
「ああ。」
「うわぁ、2人ともここ学校だよ。誰が見てるのか分からない学校でそんなことしちゃって大丈夫なのー?」
これは、皮肉だ。前、空き教室でセックスしてるのが冬弥にバレて写真撮られたから、そのことを指して言っているのだろう……
「うーん、、でもまさか、そんな……写真を撮ってそれを脅しに使う人なんて居ないだろうし??
誰かさんを除いてね……」
「おい夏芽……」
夏芽も煽んなよ…
「ふーん、なんだ。知ってたんだ?あーあ、せっかく脅して言うなって言ったのに……言ったの?」
「ちが……」
「俺が知ってただけ。」
夏芽……
「あっそ。まぁいいや。その様子だと今日の放課後の事も伝わってるようだし?」
何が言いたいんだ??コイツ……
その後は授業内容は全く頭に入らず、放課後になった。
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