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92.2年後の話
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「ね、辰巳?」
俺たちはソファに移動し、雑談を始めた。
「ん?」
「俺たちいつ結婚するの??」
ん……ん……??
「ぶはっ……結婚って……」
いつの話だよ……思わずカフェオレ、吹き出してしまった。てか、男同士で結婚って法律でダメじゃなかったか?
「今は、同棲じゃんか……いつかは結婚したいなぁって。」
夏芽は、俺が吹き出したカフェオレを拭きながらそう言う。ほぉ……
「……ありがと……その、、結婚は俺も……したいけど……男同士だから……」
俺も、夏芽とは結婚してこの先もずっと一緒にいたいと思っている。だけど……不可能なんじゃないか?
「俺らが20歳になる頃には……法律変わってたりして?」
「早くね?(笑)2年後……」
「そう??変わっててもおかしくないと思うけどなぁ。」
なるほど……そうなのかな……!?
「じゃあ、変わってたら結婚しような。」
「うん。約束だよ??」
「おう。」
「俺の将来のお嫁さん?」
え????俺が……
「俺が嫁なのか!?!?!?」
「うん。当たり前じゃん。」
「夏芽だろ〜普通!!」
「なんで??いつも俺に女みたいにグズグズにされてるの誰??」
「うぐっ……」
そう言われると……本当に言い返すことが出来ない。
「あはっ……ってことでよろしくね。お嫁さん。」
「……はい。」
俺は黙って返事をすることしかできなかった……
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