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94.学校
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「夏芽、今日冬弥休みか??」
学校に着くなり、自分の席を見渡すけれど冬弥の姿はどこにもない。
「ああ。みたいだね。」
どこに行ったんだろう。
「はい。席につけ。出席を取る前に言いたいことがある。瀬戸内冬弥くんが転校した。」
「え??」
「え?冬弥くんが??」
「瀬戸内が??」
は??なんで…転校????
あっちから逃げたか。
「良かったね。」
夏芽は、小さい声で俺にそう言う。
「ああ。」
良かったけど…なんか、むやむやする。もっと話し合っていたら仲良くなれていたのかもしれない。
そう思うと…なんだか…
「犬童…放課後職員室に来てくれ。」
俺が下を向いて考えていると、先生が近づいてきて俺にそう言った。
「あっ、はい。」
「なんかやらかした??」
「ん〜何も。心当たりはないな。」
俺…何かやったか??
そんなこんなで、考え込んでいると、ついに放課後になった。
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