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96.手紙2
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「手紙か…後で確認しようね。」
そう言って夏芽は、手紙をポケットにしまった。
「はぁ、疲れた。」
揺れる電車の中で俺はそう言う。
「大丈夫?なんか言われなかった先生に。」
「ああ。それは何も。」
夏芽は、俺の顔をじっと見てから、
「そ。ならいいけど。」
と答えた。多分嘘ついてないかを確かめたのだろう。
「俺、もうあのお仕置嫌だから。」
「ん??」
「嘘はつかないよ…」
「ふふ…わかった。(笑)」
「笑うなよ…辛かったんだぞ!!!」
「ごめんごめん(笑)」
「おい!!」
そうして、駅につき、駅から少し歩くと、俺たちの家が見えてきた。
家に着くなり、俺が手紙を見ようとすると…
「手を洗って。」
と、夏芽に怒られ、手を洗って椅子に座る。
さすがお世話係…。
「んーなにかの暗号みたいだね…(笑)」
「これ、冬弥の字…」
「え??汚い…ね。」
「失礼だよ。」
冬弥の字は俺も最初は暗号かと思ったぐらい汚かったな。
懐かしい…
仲良くしたかったな…
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