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あー、楽しいことってあっという間に終わるんだよな。
初めて授業サボって、初めてあんな綺麗な景色を見た。
夏芽は、いつも俺に初めてをくれる。
初めてと言えば...あんなせっくすも...
い...いや!!それは...違う...
あんなことはどうでもいいんだ!!!!
「ふふ。顔色コロコロ変わってるよ。そんなに楽しかった?」
「へ??あっ、ああ!めっちゃ楽しかった。なんか、居心地よかった。空気も美味しかったし。」
危ない。バレる..とこだった。変なこと考えてるって...
「そっか。都会ぐらしだからかな!?高校卒業したら、田舎に住む?」
「いいの?」
夏芽と2人で農業...
最高かよ!!!
「いいよ。でも、組の引き継ぎの話終わってからかな?」
「ああ。」
危ない...忘れてた...前話したばっかなのに!!
「実際のところ組を引き継ぎたい?前とは変わってるかもしれないし...辰巳の今の本心聞かせて。」
本心...
「引き継ぎたい。だけど怖い...」
「怖いんだったら...」
「だけど...俺は、!夏芽がそばにいてくれたらなんでも出来るって思えるんだ。」
「え?」
「変かもしれないけど...本気でそう思えるんだ。お花畑に行った時もずっとそう思ってた。これからもずっと俺の隣に夏芽がいて、夏芽のそばに俺が居れる。それだけで十分幸せだって。」
「辰巳...」
恥ずかしいけど...本心だから...
「夏芽...俺は、組を引き継ごうと思う。夏芽が俺について来てくれる限り。」
「...わかった。そこまで言うんだったらそうしよう。犬童さんにちゃんと相談しようね。それで...今の返事だけど、俺も離すつもりないし、離れるつもりは無い。俺の隣は一生隣は辰巳だけでいい。なーんてちょっとくさいかな?(笑)」
「くさくない!!」
「そ。良かった。」
夏芽は、いつも俺の上を行く。
そんな夏芽に俺は強くひかれたんだろうな。
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