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番外編 小さい頃の2人の話1
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これは、懐かしい話だ。
「やっほー!真彦ー!」
「おっ、辰兄じゃん!!」
「元気してたかー?」
「うん!もちろん!ところで夏芽は大丈夫なのか?」
「うーん、内緒?」
「内緒って笑まぁ、なんかあったら俺が辰兄を守ってやる!」
「お!頼もしいな!笑」
正直、ここにいることが1番心地いいんだ。何も考えなくていいし、可愛い真彦にあえる。
「またコロッケ?」
「ああ。お願い。」
「おっけ!」
会議なんてどうでもいいんだよなぁ……
「ほら、辰兄!!」
真彦はそう言って俺にコロッケを差し出す。
「おっ、サンキュー!」
ここのコロッケは……やっぱり……
「うんめぇ!」
「良かった!ね、辰兄……」
「ん?」
「実はね……このコロッケ俺が作ったんだ!」
「え?すげぇじゃん!全然違い分からなかったぞ!さすが真彦!」
「えへへ。母さんにずっと教えて貰ってたんだ!今日は辰兄来るかなー?って思ってちょっと挑戦してみた!」
すげぇな。今どきの小学生。しかも、3年だろ?すげぇ。
「んじゃ、そろそろ行くわ。ありがとうな。真彦!」
「え……もう行くの?また明日も来る?」
「ん〜行けたらかな?」
「おっけ!じゃあ、違う種類のコロッケ作って待ってる!じゃあね!」
「おうー」
この時間好きだなぁ。
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