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117.実家2
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「坊。お聞きしていますか?」
「ん?何がだ?」
俺は、用事をしていたところ式守に呼ばれ、応接間へとやってきた。
「その...ですね...大変言い難いんですが...」
「あっ、辰巳!こんなところにいた!!って...お取り込み中?」
「ああ。まさしくそう。で、何?式守。」
「いえ...出直します...」
「...え?」
何が言いたかったんだろう...??
まぁ、いいや、風呂いこ。さっき親父に言われたんだった!
「...その...夏芽も風呂いく?」
「うーん、誘ってくれてめっちゃ嬉しいんだけど...俺はやる事あるから先行っといて。」
「あっ、そっか。おっけ」
夏芽忙しいのかな?
俺は自室に戻り、浴場に行く準備をする。
あれ...まって...
あっ...しまった...メガネ忘れた...!!最悪。応接間かな!?
夜は、コンタクトは外さないといけないから必ずメガネが必要だ。
俺なんで応接間にメガネなんか持ってきたんだろう...
俺はダッシュで応接間まで戻った。
部屋から応接間はだいぶ離れてるんだよなぁ...遠い!!
あれ!?この黒縁のメガネ俺のじゃん!!
あっ...俺応接間の前のカウンターに置いたんだった!!そっか!花を入れ替えようとした時か!!その時に式守に声を変えられて応接間で話したんだったな。すっかり忘れてた!!
よし...って...あれ?なんか、応接間電気ついてる。
そして、俺は応接間の襖に耳をくっつけて中の様子を伺う。
ーーー
「辰巳には言わないで。」
「ですが...あの方からは直接言わないと思うんで...私が...」
ん?誰か話してる?夏芽と式守?しかも、俺の話?
「だめ。今はそんなに抱え込ませないで。」
「はい...。」
ーーー
抱え込ませないでってなんのことだ...??
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