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Mutter in the rain
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本格的に梅雨に入り、毎日毎日雨が降る。
体中にまとわりつく湿気と生温い空気、なのにエアコンのドライ運転をつけて寝たせいか、体の表面は冷たい。
『雨に唄えば』なんて名曲があってけど、雨好きなヤツいるかぁ~?
学生時代、グランドが使えなくなるから部活の練習が休みになる、ラッキーと思ったら体力強化だっつって廊下や階段使って普段よりもキツイ時間になった。
以前は梅雨になるとズキンと痛んだ膝の古傷ももう痛むことはなくなったが、それでも何か小さいおもりをつけられた違和感は今でもとれない。
窓の外に目をやると、手を伸ばしたら掴めそうなぐらい分厚い雲が広がっていて雨との境目は全く見えなかった。
なのに・・・
(なんでここだけピーカンなんだか…)
俺の中心点は雲一つない空の元、海辺で咲くパラソルのごとく突き立っていた。
(いってぇ…ヌいてこよ…)
よろよろと老人のごとく前かがみで浴室へ向かう。
あ、俺が最後に車椅子押したおじいちゃん、元気かなぁ…
「いてて…なんだよ、別のこと考えてたのに…」
余計なこと考えてないで、早くヌけと言わんばかりに主張してきた。
勃ちっぱなしの状態での脱衣がいかに大変か…ご婦人方には想像にも及ばないだろう。
やっとの思いでシャワーのぶをひねり、少し低めのお湯を頭から浴び、右手はパンパンの暴走した“相棒”のもとへ―――
もう、ただの相方でもなければただの可愛い後輩でもない、一生のパートナーシップの約束をした恋人…
でもなんか、こういうのはなぁ…罪悪感しかない。
「んっ……あっ……かねち…」
朝一の白濁がシャワーのお湯と共に排水口へと引きずり込まれていった。
夢の中のかねちは・・・
相当ヤバかった。
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