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中島臨太朗と兼近大樹の創世記⑥ ※性的描写あり
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「俺は今のかねちだけを愛してるって言ったことはないよ。今のかねちだけを抱きしめてるって思ったこともない」
兼近は両手で目を覆っている。
「ドラえもんがいたら5歳のかねちは抱っこしたり肩車してあげたいなー。
でも……
ちょっとヤバいこと想像しそう……」
「ヤバ。変態じゃん」
「15、6歳あたりからのヤンキーかねちもなんかエロそうだなぁ…」
「どこがだよっ!!」
「体はひとつしかないから今のかねちしか抱きしめられないけど、愛は無限だから昔のかねちにも分けてあげてね♡」
兼近の両手をどかした瞬間、瞳には既に涙が溢れていた。
「ホント、泣き虫だね」
「どうせ泣き虫だよっ!!
どうせガキだよ……なんでいきなりこんなときに昔のこと言うんだよ……わかってるよ…幸せになる資格なんてないし思ってないよ……きっとりんたろーさんだって今だけなのわかってる…俺が可哀想だから同情して今だけこうしてくれてるのもわかってる…」
(かねち、そういうとこわかってないからガキなんだよ…)
「幸せになりたいって思うことの何が悪いの?誰だって幸せになりたいし、そう願う資格は誰だって持ってていいはずだよ」
「だって俺は……」
「今だけって何、同情ってなんだよ……
そんな安っぽい気持ちで相方に手出すかよ…俺だってどんなに悩んだか」
兼近のダム崩壊再来…わかってくれたかな、俺の気持ち…わかんねぇだろうな、それでもいいや…
「幸せって思っていいの……?」
「じゃなきゃ、俺は何のためにかねちを抱くの?」
「……それは……」
「ヤりたいからとか言うなよ、悲しくなるわ」
「・・・・・・」
「おまえに幸せって感じてほしいから。肌を重ねることで幸せや喜びを体内から感じてほしいんだよ。
北海道は寒かっただろ……?」
「……っ、う、う…」
幸せなんて人それぞれだ、大金手にして贅沢の限りを尽くすことが幸せな人もいれば、なけなしの小銭で買った缶チューハイののどごしに幸せを感じる人だっている。
金にも酒にも興味のない兼近にとっての幸せは人の肌の温もりなんだーーー
兼近は両手で口を抑えて声を出さないようにしてるけど、その分、涙のほうに転化されて抑えてる手の甲には涙の雫がたくさんついていた。
「かねち…愛してるよ」
俺は兼近の両手をどかして、軽く口づけをした。
「と、途中で…やめたり…しないでよ…俺のこと愛してるなら…ちゃんと……ちゃんと…さ、最後まで…シて…」
「うん、ありがとう」
あーっ…本当にもう…なんでこんなカワイイんだよっ!!
やめれるわけねーだろ…でも傷つけたくはない。
だから…
だから大事に大事に大切に抱くよーーー
「あっ……んっ、んっ、んっ……やっ……」
さっきよりも少しぷっくりとした乳首を舌と指で弄ぶと兼近は少し腰を捩って桜を開花させる。
めちゃくちゃ感じてるんだな…
「かねちの…甘い…なんで?」
「何…言ってんの……んっ、んっ…あっ…やっ…」
「いやなの?」
「ちが……う……んっ、んっ…」
可愛くて綺麗な桜、中心を舌でしごくと取れてしまうんじゃないかってぐらいプルプル揺れている。
そして兼近の股の間に割って入ってる俺の太ももには更なる要求の“シグナル”が。
もう、この圧は焦らさないほうがいいな…
俺はそのまま舌を這わせながら下へ下がっていき、同時に兼近の短パンと下着を一気にさげると勢いよく肉棒がプルンッと跳ね出てきた。
既に先端は吸ってと言わんばかりに密を出し、俺を誘ってるから、もちろん断る理由はない。
「あっっ!!あん……んんんっ……あっ、ダメ…んっ、んっ!!」
深く味わうように優しくしゃぶると口の中に兼近の愛液が溜まり、卑猥この上ない音が響く。
「うんっ……ん……んんっ…」
「きもちいいの?」
(よかった…もう…大丈夫みたいだな…)
「うん……きもちいい……りんたろーさんだから……」
ちょ……またそういうこと平気で言うんだよな、おまえは…
さすがに恥ずかしくなり、動揺を隠すようにさらに貪りつき、桜を取ろうと手を伸ばす。
「あっ、あっ、やっ…やっ…やだ…そんなにしたら……あっ、あっ、あっ…」
すげぇ感じてるのが舌伝いでわかる、先端の密を出ては舐め取り、吸い取るたびに舌でグリグリと刺激した。
「あーっ……や、もうダメ……んっ……やっ…ひっ…ひっ…んっ…」
感じながら泣くのズルいって…
「やっ……りんたろーさん……イッちゃう……」
口から手に変え、しごきにギアを入れる。
3週、4週前の2回目の夜の日、タイミングがズレて兼近は俺の口の中に出してしまった。
俺は別に気にしなかったが、本人がガチで嫌がったのでさすがに強要はやめた。
「あっ……出ちゃう………」
「うん、いいよ」
兼近の手をギュッと握る、これはどちらが言ったわけでもない、なんとなく二人の約束みたいなもん。
「んっ…んっ……んーーーっ……」
愛液と混じった兼近の白濁はなめらかに輝いていて、真珠が溶けたような…そんな艶やかさが不思議とあった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「大丈夫?」
「…うん」
後処理を終え、準備しておいたローションジェルを手にすると、兼近の顔にも緊張の色が見えた。
「こわい?」
「…少しは」
「やめる?」
「途中でやめるなって言ったじゃん」
「ハハ、そうだね」
さっきまで泣きじゃくってたヤツとは思えないほどの強がり、こういうときまでかっこつけかねちーが出るから笑ってしまう。
カマたくさんに教えてもらったオススメのローションのふたを開けると、ふわっと春のような心地よい軽く甘い香り…
ふとラベルに目をやると、
『チェリーブロッサムの香り』と書いてあった。
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