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中島臨太朗と兼近大樹の創世記⑧ ※性的描写あり
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乾いてた兼近の目に再び光るものが滲んでる。
「ゴメン、痛かったな…怖かったな…」
やっぱり簡単にいきそうなもんじゃないな…
「大丈夫だから…もう一回…」
「でも……」
「大丈夫、ちょっとビックリしただけだから…もう一回やろ…?」
「わかった…」
≪いい?あせっちゃダメよ、誰だって最初は痛いし、きついの。とにかく焦らずゆっくりよ!≫
カマたくさんのアドバイスを思い出す、ゆっくり、ゆっくり…指先3センチからもう一度始める。
「ん…んっ……」
ここまでは痛いというより違和感が強い感じかな…
≪あまりにも痛がるようならまず指先だけでもう一度まわりをほぐしてあげて≫
「かねち、ちょっと指動かすよ?」
「うん…」
≪うまくいけば指先でほぐしていくうちに自然と入っていくわ≫
指先3センチで小さな狭いつぼみの中を優しくほぐす。
「痛くない?」
「うん…大丈夫…」
指をゆっくり回転させながらローションを足してほぐしていく。
「あ…ん…ん…」
心なしか少し緩くなってきた気がする…?
くちゅ…くちゅ…
(あっ…!?)
音が聞こえてきた…ローションのおかげ…?
「あっ!!」
「え…何…?」
いつの間にか俺の指が半分以上吞み込まれていたけど、でも兼近の口から痛いって声は聞いてない。
(いけるか…いや焦るな…ゆっくりゆっくり…)
「今ね、半分ぐらい入ってる」
「え…ホント…?」
「うん」
半分入ったところでまた指を回転させてほぐす。
「あ…ぅ…」
「ゴメン、痛かった…?」
(ほら、焦るとこうなる…)
「ううん…何か変な感じ…」
「変な感じ?何が変なの?」
「わかんない…わかんないけど…もうこわくないから…」
「わかった。頑張ったね」
そっともう片方の手で兼近の頬を撫でて、枕を抱いてる手をギュッと握ると兼近も握り返してくれたから、勝手にそれが合図だと捉え、さらに指を進める。
「あっ…っ…っ…うっ…」
(ゴメンな、かねち…ちょっとだけ頑張って…
俺は冷静になれよ、焦るなよ…)
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