アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Beyond Eden⑦ ※性的描写あり
-
頭ではわかっていても体が思うようにいかない、よくあることだ、例えばバラエティーのひな壇とか。
頭では「ここだっ!」って思いつつも入るタイミングを逃してしまう。
逆に頭では思ってなかったのに体が勝手に動く、これもよくあること、俺は漫才やってるときによくある。
すっごく楽しくなってきちゃって勝手に台本にないボケをかましてりんたろーさんを困らせる、あとでりんたろーさんに怒られるけどそのときのりんたろーさんのリアクションが俺は好きなんだよなー。
「かねち…挿れたい…挿れていい…?」
今はタイミングをはかる必要も台本を変える理由もない。
頭だろうが体だろうが自分の思うままに答えればいい。
俺は何度も頷いて答える。
少なからず痛みはついてくるし、異物感は永遠につきまとうんだろうけどそれでも俺も俺のこの体も…りんたろーさんを欲しがってる。
受け入れるところがじんじん熱くなっていくのがわかる。
「いっ……あー……んっ、んっ、んっ…あっ…」
「大丈夫か…?」
「あ……うん……」
開かされた入口が少し擦れてひりつく…
ゆっくり俺の中に潜り込んでくる熱い波…2カ月ぶりに感じる激しい鼓動…
「痛い…?」
「だ、大丈夫…」
「うれしい…かねちのナカ…」
「ホント……?」
「うん、すっげぇきもちいい」
パキュッ……
風船が擦れたような小さな音が聞こえた。
同時に全身をものすごいスピードで小さい波動が走り抜ける。
「あ、あ、あ……」
「全部入ったよ…」
りんたろーさんのが……悦んでるのがわかる…
俺のポイントを探り当てるとまるで腹ペコの子犬が餌を貪るように激しく突いてきた。
「あーっ!!!!あ、あ、あ、やっ!!」
「ここ…イイ?」
「うん、うんっ…イイ…」
頭…溶ける…きもちいいの次元じゃない…
入口はまだ微かにじんじんしてるのに…俺の前立腺は溶けきりそうだ…
「あっ……はぁ…んっ…んっ……あっ!!!!!」
油断してた、乳首ガラ空きだった…
りんたろーさんがその状態を見逃してくれるわけもなく。
(だって…りんたろーさん…俺の…好きだもんね…)
「やっ、やっ……いや…っ…」
「ん…やだ?」
腰は動かしなら、器用に指と舌が俺の乳首を責め立てる。
ダメ……もう脳みそブッ飛ぶ。
「ダメ?きもちよくない?」
「はぁ…はぁ……聞くな…よ……んっ、んっ、やっ…」
3か所を突かれ、舐められ、弄られ…頭はとっくに溶けてるのに…腰が…とまらない…
「いやっていいながら腰揺れちゃうんだよね、かねちは。エロ近~」
なんだよ、エロ近って…ヘンなネーミングつけるな…ってギリギリ意識はあるのに少し背中を仰け反らせてもっと乳首を弄ってほしいと強請ってる。
応えてくれるようにりんたろーさんは強くそれをしゃぶる。
「そんな強くしたら…取れちゃうよ……」
「コレ、欲しい…」
「何言ってんの……あっ、んんっ…あ、あ、あ…」
「かわいい」
「んっ、んっ、んっっ」
両手首をロックされ、口と舌を制御されがんじがらめ、深く入ってくる舌と下半身の熱い波動が俺の意識さえも飛ばそうとしてる…
もう俺には動くことすらも許されず、余力もない。
「大樹…」
全てが薄れゆく中、聞こえた……
聞きたかった優しい声で呼ぶ俺の名前。
この瞬間を大事にしたいから…だから普段は呼んでほしくないんだよな…単純にこっぱずかしいっていうのもあるし。
「大樹…好きだよ…」
「うん……」
「ちゃんと手掴んでろよ」
「うん…」
両手を握り直したとき、ふわっと春の風のにおいがした。
なんで今、あの頃のことを…?
人工的に作られたローションの桜の残り香があのときの風のにおいに似ていた。
りんたろーさんはもう覚えてないかもしれないけど俺は絶対忘れない――
「あっ、あっ…んっ、んっ…りんたろーさん……っ」
「大樹…」
りんたろーさんの汗の雫が俺の視界を飛び越えていった。
ベッドの軋む音、シーツの擦れる音、肌が触れ合う音、連結部分から漏れる液体音、全てが今までになく大きくいやらしく瑞々しく部屋中に響き渡る。
「大樹のナカ、すごいことになってる…」
「なっ………んっ…あっ…あっ…」
(あっ…ヤバい…出そう…)
「イッていいよ」
「えっ……あ……」
(どうしよ……)
「俺がさすろうか?自分でやる?」
「あ……」
手繋いでいたいけど…でもりんたろーさんに触ってほしい…かも…
「ん?」
「……あ……うん……触ってほ…しい……です……」
「プッ、なんで敬語よ。うん、わかった。さすがに手は離すね」
俺の思ってたことはやっぱり見透かされていた…嬉しいからいいけど。
りんたろーさんが俺のをしごきながら再び腰を動かす。
「んっっっ…!!あ、あ、や…出ちゃうよ…」
「うん、いいんだよ。こっちは我慢しなくていいから」
りんたろーさんの親指が先端に軽く触れ、撫でまわしてはしごき、しごいては撫でまわす。
ダメ……限界……
「あっ、あっ、イッちゃう……あっ…あっ…んーっっ!!!」
全身の力が抜けて、腹の上に白濁の残骸を感じる。
「はぁ…はぁ……んっ!!ん…」
「イッたばかりでゴメン…ちょっとだけ我慢できる?」
「うん…うん…きて…」
息つく暇もなく、口を塞がれ激しい律動が始まる。
「あっ、あっ、あっ…んっ…」
少しだけぶり返す痛み…でも余韻というヤツが和らげてくれている感じがして逆に刺激的になり、イッたばかりなのに何故か心地いい。
(なんか腹がぬるぬるする……あ、俺の残骸が……りんたろーさんの腹にも……ハズい……)
「大樹…っ…」
「うん…うん…」
今日はたくさん、俺の名前を呼んでくれた…全部、全部、俺の中に閉じ込めたから。
この僅かな時に呼んでくれる“大樹”という俺の名前…
俺にとっては木村くんが呼んでくれる“大樹”よりもりんたろーさんからの“大樹”が何十倍も何百倍も何千倍も嬉しくて尊いもんなんだよ…りんたろーさんは怒って呆れるかもしれないけど。
「あ…ん……あっ…」
壊れるんじゃないかってぐらい、ベッドが悲鳴をあげて軋む。
その音に合わせるかのようにりんたろーさんの荒く激しい息づかいに俺も興奮する。
(りんたろーさん…イキそうだね……)
「ん……っ!!!」
俺の中に熱い熱が送り込まれた…薄い膜伝いに熱さと愛しさが伝わってきた。
(痛っ…)
下唇の端にピリッと痛みが走る…すっかり忘れていた痛みだ。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「りんたろーさん…」
力尽きて俺の肩にもたれかかるりんたろーさんのクセのあるやわらかい髪に触れる…俺の肩にふきかかるりんたろーさんの息がくすぐったい。
「かねち…」
「はい…?」
「めっちゃ好き」
「うん…知ってます」
「え…そうだったの!?なんだぁ…」
「どういうことっすか…アハハハッ!!」
「ゴメン…タオルちょっと待ってて…」
「あ…別にそんな…」
「トイレ大丈夫か?」
「はい…」
俺の上から横にずれてようやくりんたろーさんの顔が見れた…
「ハハ…りんたろーさん、EXITV収録後みたいな顔になってる~ッ」
「いや、あれに比べたらまだ…」
「ハハハ」
「また、血滲んできちゃったね…ゴメン」
「大丈夫ですよ」
軽く優しくりんたろーさんの唇が赤く腫れたところに触れたときに歯があたってしまい…ベッドの上で二人笑い合った。
永遠なんてものはない、『絶対』なんて言葉ほど信じられないものもない。
人の気持ちなんて3歩歩けば変わってしまうのに。
それでも永遠を願ってしまう、ずっとりんたろーさんと共に歩んでいけることを。
それでも『絶対』を信じてしまう、りんたろーさんの気持ちは俺だけのものだって。
もし、りんたろーさんの気持ちが変わるようなことがあれば……
俺はどうなるんだろうか。
悲しみに暮れるのか、嫉妬に狂うのか、自分もわからない。
「よし、タオルと水持ってくるから絶対動くなよ」
「はい」
寝室に戻ってきたときに気持ちが変わっていたらどうしよう…いや、このままりんたろーさんが戻ってきてくれなかったら…
余計なことを考えてしまい、たかが1分、2分、ベッドの上に一人取り残されたら涙が止まらなくなっていた。
タオルと水を持って戻ってきたりんたろーさんが驚いたのは言うまでもなく。
理由を話したら、「バカだなぁ…」って言いながら優しく頭を撫でておでこにキスをしてそして……
一緒に泣いてくれたんだ―――
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
45 / 46