アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
おあとがひゅいGO-っ♪その②
-
「もう…いっつも俺を越えてこないでくださいよ」
「うるせぇ…おまえがわけわかんねぇことで泣くからだろ…!!」
「泣いてないっすよ、勝手に涙が出てきただけっす」
「素直じゃねーなぁ…」
「めちゃくちゃ素直じゃないすっか、りんたろーさんのこと想って涙するなんて」
「泣いてんじゃねーかよ」
「ううん、おかしくて涙出てきたの」
「素直じゃないかねち、かわいくなーい」
「えぇ…!?あんなに“カワイイ”っていってくれたのにぃ…?」
「…オイ」
「はい?」
「何やろうとしてんだよ…」
「えっ……シチュエーションコント…みたいな?」
「いねぇのよ、えっちしたあとコント始めるカップルって」
「アハハハーッ!!ですよねーっ!!
コントかぁ~……」
「やりたい?」
「んー……俺らの基本は漫才、それは変わらないと思うんだけど…でもだからこそ、コントから培われるものってあるって思ってて…」
「うんうん」
「俺らには“チームEXIT”っていう最強のバックボーンがついてくれてるじゃないですか。その屋台骨を骨のまんまにしとくのってもったいないなって思って…」
「それはどういう意味?」
「肉つけてあげたくないっすか、コントで。コントはどうしても作家さんの力が必要でしょ…俺らには有能な作家さんが3人もついてくれてる、そのおかげで俺達に光があたったんだから今度はチームEXITに光を当てたいなって思って」
「そういえば、玉造さんとこになんか番組のオファーきてるんでしょ?」
「そうらしいんですよ!!俺も詳しくはわかんないけど」
「タオルあったかいうちは急に動くなって。
まぁ、漫才だけじゃそういうの伝わりづらいもんなー」
「チームEXITでコント番組とかやってみてぇなぁーって…たまに思うんすよね…」
「それ、いいな。俺はやっぱ単独やりたいな。パシフィコとは逆にホント、シンプルにこうタイトルも『漫才とコント』みたいな感じでさ」
「それめっちゃイイーーっ!!!
いい、いい、やっぱりんたろーさん、かっけぇ!!」
「んなこと言われたら工場24時間稼働させないとな、案件バンッバンッくれ!」
「あざっっす!!」
「あ……うまくやられたわ」
「ハハハハッ!!…いてっ!!」
「どした?」
「思いっきり口開けて笑ったから…」
「あ……悪かった…」
「大丈夫、へへ、なんかちょっと嬉しかったし」
「なんで?」
「本気で怒ってくれたんだってね」
「あたりまえじゃねーかよ。でも…よかった…解散するって言われなくって」
「えっ!?」
「これ」
「何?」
「血」
「血?血がどーしたんすか?」
「ずっと前にYouTubeでさ、≪血出させたら解散≫って言ってたじゃん」
「……
あーーー!?何、覚えてたのー?」
「うん」
「きめぇっ!!!」
「なんでだよ、きめぇ言うなー」
「え、YouTubeで言ったこと、本気にしてんの?いつも逆に≪YouTubeで言ったこと真に受けんな≫ってTwitterでケンカ売ってんのに」
「売ってねーわ。
いや、なんか思い出しちゃって…ケガさせちゃったのは事実だし」
「なんで俺のこと嚙んだんですか…」
「おまえが素直じゃないから」
「何……」
「おまえは寂しがり屋のくせにわざと突き放すようなこと言うじゃん。だから少しわからせようと思って」
「何を…」
「色々と」
「…じゃぁ、これは血判ってことでいいですか?」
「いいよ」
「俺の血舐めたから、りんたろーさんはワニから人間になれたんだから俺に感謝しないとダメだよ」
「いや、ぽにょーーっ!! なんだよ、ワニから人間って。人間なのよ。
って、ザイマン始まってるぅぅ!!」
「アッハハハ!!!」
「だからいねぇのよ、えっちした後にザイマンぶっかますカップルも!」
「ここにいる」
「ホントだぁ!!おあとがひゅいGOーっ!!
じゃねーのよっ!!」
「ハハ・・・・・・っっ!!!ダメ…もう笑わせないで…」
「おまえが勝手に笑ってるだけだろー!!
あ、ほら、腰動かすなって、タオル…あ、もう冷めてるか。でもあんまり勢いよく動かすなよ」
「はぁーい」
「血だけじゃなくたって既に“おまえのをまる飲み”してんだから、もうおまえのもんだよ…」
「……??
あーーーっ!!!!!やっぱあの時飲んだの!?」
「だから急に動かすなって!!
…うん、ちょっとね♡」
「最悪ーーーっ!!!」
「ほんの少しだよ、口に残ってたヤツ!!いいじゃん、別に減るもんじゃないし…」
「わーっっっ!!!もう、もう……」
「もう、何ですかー?」
「血も…せ、精子も飲んだんだから…もう俺の支配下なっ!!」
「ハイハイ。リンタロー、ダイキー、スキーーー」
「ぽにょみたいに言ってるーっ!!!」
「でも人間になってだいぶ経って“薬”の効き目が薄くなってきたからたまには補充させてよー」
「赤いほうですね」
「白いほうもだよー、両方呑まないと効き目ないの」
「ぜってーヤダっ!!!」
「ほら、バランスよくとらないと…これ…」
「いや、それで髪ピンクじゃないのよ」
「え、違うの?」
「え?じゃないんですよ!!
…でも白って、俺、似合うかなぁ…」
「別に天使設定だからって無理に変えなくても俺はいいと思うけど」
「いや、元々ライブ限定で色変えたいなとは思ってたし」
「八乙女くんが今、白っぽい色だよね?」
「あ、そういえば。ああいう感じか~。
…どうすっか」
「・・・・・・」
「だよね…やっぱ、八乙女くんだから似合うんだよね…」
「違う……」
「え、何が?」
「八乙女くん超えちゃダメだろーがっ!!!」
「は…!?」
「ガチ天使やん」
「前におまえから白っぽい色って言われて、八乙女くんに会ったときに“あー、ああいう感じか”って想像したときにおまえのほうが断然可愛かったから黙ってた」
「……なんで?」
「ウチの相方、ジャニーズよりカワイイだぜって言えねぇーだろ」
「誰に向かって言うつもりだったの?」
「ジッター」
「やーめろやー」
「でもマジ、天使みたいになると思うよ。
かねちに声かけられたとき、天使があらわれたと思ったから」
「な……っ……」
「天使に手出したら、神様に怒られると思ってたから…ずっといい相方で…いい先輩でいるつもりだったのにな」
「俺は……天使じゃないし、神なんていない」
「そうだね。でもおまえには自由の羽根があるからさ、いつ俺の前から消えちゃうか心配だよ」
「だったら!!
だったら…つかまえといてよ、俺のこと…
じゃないとどっかにいっちゃうよ…?
りんたろーさんが……りん…たろーさん…が………
りんたろーさんが俺のこと突き放すようなら、俺は……本当に天使に……んぐっ…」
「縁起わりぃこと言おうとしてんじゃねーよ…」
「はぁはぁ………
うっ……」
「今は俺のために泣いてくれてるんだよね…?」
「・・・・・・」
「かねち……?」
「だ……
大才夫っ!!
明日になっても俺はちゃんといますっ!!」
「はっ…???
ブッ……アハハハーッ!!!!!
泣きながらそれ言うの、ずりぃって!!!」
「泣いてねぇーしっっっ!!!」
「アハハハ…ヤバいってぇーっ!!!
ハイハイ、電気消しますよ~、明日にはちゃんと点くかなぁ~?」
「大才夫っ!!いや、そうじゃなくて!!!」
「ハハハッ!!!もう明日になってもちゃんといるように抱きしめて寝よ♡」
「えっ…ちょ……じゃぁ、15万です」
「なんでよー、抱き枕、15000だろ~?」
「生の俺を抱いてるんで0をプラス2にしときました」
「どんだけ格差つけるつもりだよっっ!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
46 / 46