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第一章
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「─────あぁっ!ふっ・・んんっんっ・・」
男の急な激しい愛撫に身体は驚いて跳び跳ねる。
必死に漏れだしそうな声を固く口を結んで堪える迅鵺。
だけど、そんな事は細やかな抵抗でしかない。
男は唇を離すと、自分の右手中指全体を舌で舐めて、濡れて艶めくピンク色の入り口にその中指を押し当てた。
「────っ!?や、やめろっ!」
これからされる事を理解した迅鵺は、血の気が引く思いで言ったけれど、男は押し当てた中指をゆっくりと迅鵺の中を堪能するように、スッポリと指の付け根まで挿入した。
「迅鵺くん──・・ほら、見て?中指全部入っちゃったよ?」
──────っ!?コイツ・・なんで俺の名前を?
だけど、今の迅鵺にはそんな事を考える余裕なんてない。
「───てめぇ・・ぜってぇブチ殺してやるっ!!」
迅鵺は怒りと悔しさを鋭い目付きで現して、感情を剥き出しに怒鳴り散らした。
「何を言ってるの?まだ指一本しか入れてないじゃないか・・まさか、男同士の交わりがこれだけだとは思ってないよね?」
男は挿入させた中指をゆっくりと上下に動かす。
な、なんだこれっ?俺の中を這うような異物感・・気持ちわりぃ・・
自分の中を蠢く男の指に不快感を覚える迅鵺だが、それは最初だけ。
今まで感じた事もないような、強い快感が迅鵺を襲う。
「ああっ──・・はぁっ、あぁっ・・」
ついに抑えきれなくなった自分の声に、驚きと羞恥の色を濃く見せる迅鵺。
けれど、男の指が迅鵺の中のある場所を刺激すると、自分ではどうしようもない程の快感が込み上げてくる。
「あっ・・やっ、そこっやめっ・・はあっ」
気付くと、迅鵺の両胸にある形の整ったピンク色の綺麗な突起は、触ってもいないのに硬く立たせていて、肉棒はねっとりとした透明な汁が震える先っぽから垂れ流している。
迅鵺は恍惚とした表情で、汗ばんだ肌に頬は赤く高揚していて、唇は薄く開かれ、そこから漏れるのは熱い吐息と甘い声。
迅鵺の瞳は、今まで感じた事もない強い快楽で涙を含ませ蕩けそうになっていた。
「あぁ・・迅鵺くん、すごく可愛いよ・・」
男は迅鵺の気持ち良さそうな姿に、ほぅ・・っと溜め息を溢し、指を二本に増やし三本に増やした頃には、迅鵺の身体は男が与える快楽にすっかり溺れてしまっていた。
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