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第十章
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「えっ───・・俺がっすか?主任をやるってことっすよね?」
主任の仕事は、代表の支えとなりホスト達の育成や引っ張っていく能力が問われる。
入りたての頃、迅鵺の面倒を見てくれたのが響弥だった。
主任にも色んなタイプが居るが、響弥は親身になって面倒を見てくれる人で、そんな響弥の後を継ぐという事は、迅鵺にとってはプレッシャーだ。
「お前なら出来る。俺をずっと見てきただろ?」
隣に居る響弥が、迅鵺の肩を抱く形で肩をポンポンと二度叩いて、励ましてくれる。
それに続くように、代表も“お前なら出来ると思ったから声を掛けた”と言ってくれて、迅鵺は心強く思い少し悩んだが主任の仕事を引き受ける事になった。
そうして、響弥と同じように一ヶ月間、響弥に付いて主任の仕事を覚えるという事で話は纏まり、目の前の料理を平らげる頃には、夜十一時を回っていた。
「とりあえず、この話は年明けて正月イベントが終わった後、ミーティングで知らせる予定だから、みんなには何も話すなよ。」
迅鵺と響弥が返事をしたのを確認して、代表は会計を済ます。
その後、車で真っ直ぐTOP SECRETまで送って貰い解散となった。
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