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8-④
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「ヒッ、やめろっ、この…ッ」
ヤバイ
かなりヤバイ
何がヤバイって、腰のあたりからゾワゾワとしたなんとも言い難い感覚が走り抜け、下半身に熱が集まってきたのが焦っている証拠
心無しかびくびくと反応を見せ始めてしまっているのも、追い打ちを掛けている始末
「っく、そ、変態も~やめろって!きしょくわりぃ」
「うん、分かった…」
急に物わかり良くなった佐久間
やっと指から唇が離れて行き、助かった…とホッとした俺に…
「春日の指、かなり堪能したから今度は…その唇と舌…しゃぶらせて」
変態が嬉しそうに目を細めて、ズイッと顔を近付けた
「ヒッ、ひぃいいッいい加減にしろ!うぉらァァァァ!!!」
寒気MAXに、怒りにと、もう我慢ならなかった
手が塞がっているなら足を使うべし
勢いよく前に突き出した俺の右足は、上手いこと変態のモノを蹴り上げて
痛ぁあいぃいいいッと変態が悲鳴を上げながら、教室をのたうち廻る
男の最大の急所をおもいっきり蹴ったんだ
暫くは、苦しめ
しばらくすると、ふぅーと大きく息を吐く佐久間
やっと、落ち着いてきたのだろう
まだ少し涙目ではあるが
「うゥゥゥ…痛いよ、春日ぁ」
「自業自得だろうがっ、ばーかばーかッ」
「春日が舐めて治して。そしたらすぐ元気になるから、ね?ね?」
こいつ
まだ懲りてないようだ
語彙力ない悪口に対して変態言語が返ってくる
周りを気にせずギャア、ギャアと言い合いが始まる中…
「何やってんだ?あいつら…」
「あ、冬也くんお帰り〜。動画撮ったからの事の経緯、見る?」
「いや、何となく分かる。はぁ…にしても、あんなに騒いで、あいつら暑くないのか」
「うひゃっ、本当だよね~。つーか見てるこっちが暑苦しぃ」
傍観している2人には、同じみの光景と
床に忘れ去られたアイスが無残にも水溜まりとなっているのが目に留まった
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