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9-④
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「ちょっ、おい!なっなんで?ここ、え?どうして…」
「うひゃひゃひゃ、俺っちも誘ってよ。カラオケ好きなのに〜。仲間外れにされて寂しかったんだけど、なぁ…伊藤?だから来ちゃった!」
「あ、ああああ、秋吉ッ!!」
「悦郎、お前ッ」
いつの間にそこにいたのか
扉の所に立つニヤけた笑顔の悦郎に、さらに部屋が騒めく
悦郎が好きそうな事だ
楽しい所に爆弾を落として、人の不幸を見るのが…
そしてその餌食となったのが、俺と…
「そう、えつろーくんが教えてくれて……伊藤が春日を…拉致していったって聞いた」
「へ?ちちちち違うッ!違うからッ、拉致なんかしてなし」
ヒュッと息が詰まった伊藤
悦郎の言葉に体を震わせ、佐久間の睨みに青ざめる
伊藤は必死に誤解である事を悦郎に訴えていて、そんな状況に気を取られていた
その喧騒に紛れて、体に這わせられ撫でられた事で、体が跳ね…
「ヒッ!」
声が思いっきり出た
「春日ちゃん、可愛い〜」
俺の反応に嬉しそうな佐久間が、押し退けている体をまたグイグイと近づけてくるから腹が立つ
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