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13話 友達
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楽しかった時間が終わるのは、いつも早い。
1時間が10分に感じることもあるし、それよりもっと早く感じることもある。
人間って不思議な生き物だな。
終わりのチャイムが鳴ると、先程と同じように成田くんの周りには人がたくさん集まった。
そうなれば、僕は用済み。
次の授業の準備を終えて 、 席を立つ 。
「 あれ、どこ行くの? 」
が、成田くんの声で僕の意識は引き止められた。
振り向くと、成田くんはさっきまでの柔らかい笑顔でこちらを見ていた。
でもそれと一緒に、クラスメイトの視線も僕に向かう。
あぁ、こうなるから嫌だったのに。
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