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15話
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午前中の授業を終えて、昼休み開始のチャイムが鳴る。
購買に走る生徒や弁当を持ち寄る生徒、部活の練習にいく生徒。
各々が充実した昼時間を過ごすのだろう。
僕も僕で弁当を持って宇宙の元へ向かった。
椅子だけ移動して隣に座ると、お疲れ様と頭を撫でてくれる幼馴染。
「 成田くんとは仲良くなれた? 」
「 ……まぁ、そこそこ。」
ほんとはもう少し仲良くなりたいけど、あの見た目で転入生となれば囲まれるのも納得がいく。
今は、チャンスを掴むタイミングを待たねば。
「 ね〜ね〜、桜ちゃん。俺も一緒に食べたいんだけどいい? 」
……やっぱり、望まなくても僕には何かしらの展開が訪れるようで。
コンビニの袋を大事に抱えた成田くんが、僕の傍にちょこんと座って待っていた。
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