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16話
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「 もちろんいいけど、他の人はいいの? 」
クラスメイトに囲まれていた成田くん。
あんなに人気者なら、他の人だって成田くんと一緒に食べたいはずなのに。
だけど成田くんはキョトンとした顔で、コンビニの袋を揺らした。
「 俺は桜ちゃんと食べたいんだけど。それでもダメ?友達じゃん、俺たち。 」
「 桜だけじゃないんだけど?? 」
純粋な瞳で僕を見つめる。
横で宇宙がなにか言ってるけど、頭に入らなかった。
そんな顔で言われたら、断れないじゃないか。
なんて思いながら、どんな顔をしてようと僕は断れるはずもないんだ。
ずるいけど、そんな所が成田くんらしい。
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