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21話 お弁当
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なんとなく空気が冷たくなってきたところで、宇宙が僕の耳元に唇を寄せた。
「 桜、料理得意なんだからお弁当作ってきてあげたら?きっとそらりんも喜ぶよ。」
ほんとに?と見つめればほんとに、と頷いてくれる。
昔から宇宙は嘘なんてつかないって分かっていた。
よし、と気合いをいれて成田くんの正面へ。
「 成田くん、僕がお弁当作ってきてもいいかな?えっと、やっぱりコンビニのご飯じゃ栄養もとれないし。それに、」
「 まじ!?!?え、いいの?桜の手料理? 」
思っていた反応とは違った。
成田くんはとても嬉しそうで、まだお昼が終わったばかりなのに明日のことまで考えていた。
こういうところも、かわいくて大好きだ。
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