アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
7話
-
先生からの紹介が終わり、成田くんが僕の隣に座るといつも通りのホームルームが始まった。
周りの生徒はいつものように先生の話に耳を傾けているが、僕は集中して話を聞くことができない。
それも全て、隣に座る成田くんが凝視してくるからで。
「 あ、あの…僕の顔になにか付いてますか? 」
思い切ってそう声を掛けても、返ってくる言葉は、
「 別になにも?ただ君の顔を見てるだけ。可愛い顔してるよね、君。名前は?連絡先も教えてよ。 」
これだ。
ひとつの質問に対して色々な質問を返してくるから、どうも会話にならない。
それに僕は女の子じゃないから、可愛くもない。
母さんに似た女顔ではあるけど。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 25