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17話 距離感
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あの日を境に、お昼は3人で食べるのが日常になった。
今までは宇宙と食べることが当たり前だったから、なんだか嬉しくもある。
毎日のようにコンビニの袋を持って、宇宙と僕に一緒に食べよう、と声をかけてくれるのだ。
その姿は大型犬のようで、少し可愛い。
「 ともくん、今日もコンビニのおにぎり?それで足りるの? 」
「 ん、足りる。そらりんこそ、そんな量で足りんの? 」
お互いにあだ名で呼び合うまでの仲に発展した宇宙と成田くん。
最初は警戒していたみたいだけど、特に害がないと分かれば宇宙から接しに行くことも増えた。
なんだかんだで気が合うようで、僕が知らないうちに二人で出かけたりもしたよう。
ほんの少しだけ、嫉妬してしまったり。
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