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LPの確認方法
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「確認方法は一つしかねーよ。LPを使って電子パネルを呼び出せば確認出来るようになってる。パネルを呼び出すのは他の魔法を使うときと同じ感覚で使えばちゃんと応えてくれるぞっ」
ふふんと胸を張ってドヤ顔で説明するリルを放っておいて、俺は宙を指で叩き半透明のパネルを呼び出した。
冬季達が使っていたのと同じようなものが空間に現れ画面に「Start」のボタンが表示される。
そのボタンをタップすると情報登録という画面が映し出されて名前と性別と生年月日の入力を促された。
俺は自分の名前と性別を入力してから少し考えて生年月日も入力した。
これくらいならもう教えても問題ないだろう。
入力後、「OK」のボタンを押すとパソコンと似たようなホーム画面が現れる。
画面の一番右上に自分の名前と「LP残量 9/10」と表示されていた。
「おい、リル。これって俺のLPしか表示できないのか? 渚のLPはどうやって確認すればいい?」
俺の情報のみしか入力してないから表示されていなくても不思議ではないのだが、渚のLPの残量も確認する方法があるのか聞いてみる。
「そうだな。ガイドセンターのセンター長か副長しか他のやつのは見れない。自分の残量は自分でLP使って画面で確認することになるぞ」
いちいちどこか不便なシステムだった。
LPを使用するのだから出来たら他の人のLP残量も確認できたら便利なのだが……。
「じゃあ、この画面出したままにしておけばわざわざLPを使って表示しなくてもいいってことか?」
「それも違うな。その電子パネルは1LPで一時間しか表示出来ない。重ね掛けは出来るぞっ」
最後の重ね掛けのところのみ、なぜか得意げに声を弾ませるリル。
ガイドの仕事をしているときのこいつは無駄に活き活きしている気がした。
どのみち、渚も回復が出来ているのか一応確認しておく必要がある。
自分の推測が正しければ、回復はしている。
それはつまり、二人で交互に魔法を使えば、性行為をする回数を減らせるということ。
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