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部屋に戻った炎は、そっと後ろ手に鍵を閉めると氷に近付いた。
それに気付いた氷は怪訝そうに炎を見る。
「……炎?」
炎の目が笑っていない。
怪しい光を帯びた炎の目。
気付いた時には遅く、どさりと音を立てて自分の身体がベッドに倒れ込んでいた。
「俺、我慢出来なくなっちゃった」
舌舐りをして、氷を見下ろすその瞳に氷はゾクリとして口角を上げた。
たまに見せる、氷だけが知っている炎の顔。
愛おしくて堪らないが、この顔をしている時の炎はやたらと激しい。
何かトリガーがなければこうはならないのだが、そのトリガーが分からない。
「炎……どうしたんですか」
「えー?我慢出来なくなっただけ」
「それにしても急……っ」
炎は言い終わる前に氷の口を己の口で塞いだ。
舌を絡め、追いかけ回し、口内をぐちゃぐちゃと犯す。
苦しくなって炎を押し返そうとしてもびくりともせず、むしろその手を押さえ付けられてしまった。
「んっ……ふぁ……っ」
目に涙を溜めながら氷は甘受していた。
脳が蕩けるようにじわじわと侵食されていく。
「っは……!」
息が限界にまで達した時ようやく解放され、肺へと急激に酸素が流れ込んでくる。
はあはあと肩で息をしている氷を満足そうに見下ろすと、カチャカチャとベルトを外し始めた。
「炎……?」
まだ呼吸が荒くぐったりしている氷を見てにこりと微笑むと、そのベルトで氷の手首を拘束する。
「何を……っ」
「気に入らないなあ」
「は?」
手首を固定した後、無表情で氷のシャツのボタンを外していく。
真っ白な胸板と腹筋が露になった。
炎は目を細め、つぅと指でなぞる。
「んっ」
びくりと氷が身体を震わせて目を閉じた。
自分の指で感じている。
それが嬉しくて炎はニヤリと笑った。
「あんまりさあ……俺を妬かせないでよ」
「妬かせてなんか……っ」
「叶弥様を照れさせて楽しんでるの結構妬ける」
「ひっ……!」
氷は脇腹を軽く噛まれて声を上げた。
痛みはない。甘い痺れが走り抜けた。
「しかも最近ずっと俺が下だったし?それも腹立つ」
「んっ……くっ……」
「叶弥様を照れさせて楽しそうに笑うその顔、今から気持ち良さでぐちゃぐちゃにさせてあげるから」
吐息が掛かるほど近い距離で炎は囁いた。
「んっ……やっ……ぁ」
炎は舌で触れるか触れないか程度に氷の脇腹や胸を何度もなぞった。
胸の突起には触れず、周辺や脇腹ばかりを執拗になぞり続けた。
その度に氷は身体を捩らせ、吐息を漏らす。
「氷がこんな風に感じるのだって俺しか知らないもんね」
「ひ……ぃ……っ!」
炎が軽く氷の胸の突起に歯を立てる。
何度も軽く噛んでは舐めて、その度に氷は小さな悲鳴を上げた。
ぷっくりとピンクに膨れた突起。
炎は愛おしそうに舌で撫でると、強めに吸い付いた。
「んんっ……胸……やぁ……っ」
「ふぁんへ?」
ちうちうと吸い上げながら問い掛けたが、返ってくるのは小さな喘ぎ声だけ。
ぴくぴくと小刻みに身体を震わせていた。
「普段あんなクールな氷がさあ……こんなに可愛いだなんて誰が思うのかな」
ピンと指で弾くと氷の身体は跳ねる。
舌で舐め、指で弾き、歯を立てた。
「っ……ひっ……ぁ……っ」
「俺で気持ち良さそうにしてるのかわい」
「ふっ……ぁ……」
あんなクールな顔をしているのに。
今では頬を紅くさせて、快楽に悶えている。
あの、叶弥をからかって楽しんでいる氷が。
「叶弥様を照れさせて何考えてた?」
「何も……」
「そそるなあとか考えてたなら容赦しないよ?」
「考えるわけ……ないでしょう……」
「本当かなあ。照れさせながらココ、反応させてたんじゃないの?」
「っ……!」
軽く炎の手が触れただけで、びくりと反応する。
キスをされた瞬間から熱を帯びたそこは、十分すぎる程に固くなっていた。
「……叶弥様を犯したいとか考えてないよね」
「そんなこと考えた日には……命日になりますね……」
「まあ、氷は今から俺に犯されるけど。死なないでね?」
氷のベルトを外して、ズボンと下着を剥ぎ取った。
ぷるんと飛び出たソレは、先端から透明な液体を溢してぬらぬらと光っていた。
堪らず炎は氷のソレを口に咥える。
「あっ……んんっ……」
舌を絡め、上下に動かす。
氷は小さな吐息混じりの喘ぎ声を漏らし、快感にただ耐えていた。
炎は自身の唾液と氷の先走った液体が混ざったものを指で絡めとって、氷の後ろの孔へと塗りたくる。
それが何を意味するか分かった氷の秘孔はひくひくと動いた。
「うぁ……っ……」
指をゆっくり沈めると、小さく悲鳴が上がる。
未だに慣れぬ不思議な感覚に氷は小さく身体を震わせた。
「んんん……っ……!あっ……それ……や……め……っ」
指をグイと曲げ、ぷっくりしたポイントをグリグリと押し上げながら、ソレの先端を吸うように舐めあげる。
「あっ……んん……っ……待っ……炎……っ!」
慌てて氷は逃げようと腰を捩るが、炎がしっかりと腰を押さえ込んで離さない。
込み上げてくるオーガズムとはまた違う感覚。
何度止めてくれと頼んでも止めてはくれない恥辱。
「炎……っ……おねが……っ!ああっ……!」
炎の口の中にさらさらとしたしょっぱさと苦さの混ざりあった液体が放たれた。
それでも尚、炎はそれを止めずに同じ様に刺激を与えた。
「ね……っ……おねが……え……ん……っ!」
何度か炎の口の中に液体を放ってから、ようやく解放される。
炎は満足そうにそれを飲み干して笑って見せた。
「あはは、氷の潮、おいし」
恍惚の表情をして炎は言う。
氷は恥ずかしくて顔を背けた。
自身を襲った排尿感に耐えきれず放ってしまったそれを、炎が飲み干したことが恥ずかしくて死にそうになる。
先端はまだジンジンと痺れていて、それでもまだ熱は帯びたまま。
「よいしょ、っと」
炎は氷の身体を四つん這いにさせて自分の方へ顔を向けさせた。
そして、己の熱と固さを帯びたソレを氷の前へと差し出す。
「俺のも舐めてよ」
「っ……」
おずおずと氷は炎のモノを口に咥えて丁寧に愛撫した。
じゅぷじゅぷと音を立て、必死に舐めあげる。
「っは……氷上手……っ」
「ん……んぐ……んむ……っ」
「氷は俺のソレ好きだもんね?上の口も、下の口も」
「ふっ……んぅ……」
氷の舌が自分のモノを舐めあげる度に込み上げる快感と感情。
愛しい恋人を壊してしまいたくなる衝動。
時折込み上げてくるこの衝動に抗えず、めちゃくちゃに犯したくなる。
「もういいよ……っ……そろそろナカにいれたい」
炎は氷の後ろに回ると、腰を高く上げさせた。
氷の秘孔にピタリと自身を当て、何度か擦った後にゆっくりと埋めた。
少しずつ襲う圧迫感。
根本まで咥え込んだ氷の秘孔はきゅうきゅうと、炎の形を確かめるように締め付けた。
炎がゆっくりと腰を打ち付けると、それに合わせて氷から悲鳴のような吐息が零れる。
「……そう言えばさ」
「ひぃい……っ!」
急激にパァンッと強く奥まで突き上げられ、氷は悲鳴を上げた。
「まだ俺傷付いてるんだあ」
「ああ……っ!あっ……待っ……激し……っ!」
「主人か叶弥様を誘惑しろって言われたこと」
怒りを現してるかの様に強く打ち付けられる腰。
ビリビリと走り抜ける感覚。
一瞬で頭が真っ白になりそうだ。
「俺はさ……こんなにっ……氷のことしか……見てないのにさ……っ」
「ひっ……ぃ……すみま……あっ……ゃ……ひぐ……っ!」
「俺が犯されたいのも、壊れるくらいぐちゃぐちゃに犯したいのも氷だけなんだよ?」
「わか……からぁ……もっ……やめ……ぇ……っ」
ガンガンと奥を突き上げられると頭がどうにかなりそうになる。
「あはは無理止められない」
「おかし……な……っ……」
「ねえ俺でおかしくなってよ……俺に壊されて?」
「イッ……ひ……ぃっ……!」
びくびくと身体を仰け反らせ、白濁を吐き出す。
炎は氷が吐き出すよりも前に手を出し、すぐにそれを受け止めて手に出されたモノを美味しそうに舐めた。
「氷のせーしおいし」
「やっ……炎……っ!イッ……たばっか……!」
「氷なら何回でもイケるでしょ」
「もっ……イキたくな……っ……!」
嫌だ嫌だと首を振りながら再度白濁を吐き出した。
炎は相変わらずそれを手で受け止めては美味しいと笑う。
「まずは1回目ね?……っ……ぁ!」
びくんとナカで脈打ち、氷のナカへ炎の白濁が吐き出された。
しかし抜かれることはなく、再度打ち付けられる腰。
ぐちゅぐちゅと激しく突かれる度に響く水音。
上半身はもう支えることは出来ずにぐったりと崩れ落ちていた。
腰だけが跳ね、その度に氷は何度目か分からないドライオーガズムを迎える。
その間に3回も炎はナカへ白濁を吐き出していた。
炎に支えられた腰だけを高くあげ、まるでメス猫の様に犯されている氷。
喘ぎ声だけが口から零れる。
「あん……っ……あぁ……っ……いぁ……っ!」
「もーっと俺で気持ち良くなっていいよ」
「もぉ……やらぁ……やめ……ぇ……っ!」
「足りない……もっともっとだよ」
突く度にナカからは炎の白濁が零れ更に水音は増した。
「氷可愛いね……本当に大好き……もっと乱れて」
「ひぐ……っ……ぅ……ひぃ……っ」
「そういう氷大好きだよ……俺しか知らない氷だから……っあ……!」
4回目の白濁を吐き出したところで、ようやく炎は犯し続けていたものを引き抜いた。
氷の秘孔からは炎の白濁が零れ落ちる。
ガクガクと氷は腰を震わせていて、荒く息を上げていた。
氷は無理矢理身体を起こすと、そのまま炎を押し倒した。
「氷?」
「んっ……ふっ……ぁ」
炎に跨がって、炎のまだ熱を帯びて固さの残るソレを自身のナカへと埋めていく。
少しずつ萎え始めていたモノがまた張り詰めていく。
「炎は私のナカが好きなのでしょう……?んっ……はん……っ」
炎の上で慣れない腰付きのまま腰を動かす氷。
「えっちだね氷」
「あっ……ん……!」
腰をグイと掴んで突き上げると目を見開いて身体を仰け反らせる。
「深……いぃ……っ」
「こっちの方が好き?」
こくこくと氷。
目に涙を浮かべ、蕩けた顔で淫らに腰を振りながら炎を求める氷の姿を見て、炎の中で何かが切れる音がした。
「じゃあもっと深く突いてあげる」
「やっ……そ……な……きゅ……あぁっ!」
「そんなに突かれるの好き?」
「好……きぃ……っ」
ズンと奥を突き上げる度に食いちぎられそうな程締め付ける氷のナカ。
「氷は突かれるのが好きなんだあ……じゃあ主人にでも突いてもらう?もっと激しいよ?」
自分で言いながら胸が焦げ付く様なジリジリしたものを感じ、余計に激しく突き上げた。
嫌だ。渡したくなどない。誰にも抱かせて堪るものか。氷は自分のだ。
自分だけの氷。
「はっ……じゃ……差し出し……ます……?」
少しだけ嫌味な笑顔。
この期に及んでまだそんな気力があるものだと自分でも氷は驚いた。
「は?そんなわけないだろ……氷が誰かに抱かれるくらいなら……俺が壊してあげる……っ」
「待っ……ひいい……っ!」
奥まで勢い良く突き上げ、そのままナカにぐりぐりと先端を押し付ける。
手は氷のモノを扱き上げていて、前と後ろから同時にくる刺激に氷は悲鳴を上げながら身体を震わせた。
「氷は俺のなの。冗談でも他の奴に抱かれるとか言うならもう許さない」
「やっ……やめ……っ……ひぎぃ……っ」
炎のモノでギチギチになっている氷の秘孔に指を差し込む。
無理矢理抉じ開けられたそこに無理矢理指が入り込んだ。
指をまたぷっくりしたポイントに押し当て、そのまま腰を掴んで突き上げる。
「待っ……こわ……れ……っ!」
「俺になら壊れていいよ……ずっと犯し続けてあげるから……っ」
「はっ……ひっ……ひぎ……っ……かは……っ」
「ね……一緒にイこ……っ」
もう喋る余裕もないのか、ぽろぽろと泣きながら頬を紅く染めて喘ぎながら必死に頷いていた。
「えっ……イッ……こわれ……っ……イッちゃ……!あああぁあ……っ!」
「イッてよ……んっ……あぁあ……っ!」
氷が自身と炎の上に吐き出した瞬間、同時に炎は氷のナカへと白濁を流し込んだ。
「落ち着いたらシャワー行こっか……」
「責任もって……連れていってくださいね……」
氷は炎をジロリと睨み付ける。
「氷可愛かったよ」
満足げに炎は氷の頬にキスを落とした。
ジロリと睨んだまま氷は口角を片方だけ上げ
「覚えておくんだな、炎」
とだけ言って、顔を背ける。
「ちょ……氷怖いから!ねえ!どういう意味!?ねえってば!」
焦った炎は氷を揺さぶりながら問い掛けるが、氷は黙りを決め込むのだった。
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