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好きな食べ物
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そのあと僕らはおやつを食べることにした。
僕らが入ったのはアップルパイの専門店。
すごくおいしくて有名なところだ。
店内に入ると甘い匂いが漂ってくる。
席についてメニューを開く。
どれもこれもおいしいんだ……! 僕たちはそれぞれ違うものを注文した。
運ばれてきたアップルパイはとても甘くて、幸せだった。
「そういえば、星音君前、チーズケーキ頼んでたよね。チーズケーキ、好きなの?」
星崎君が興味津々で聞いてくる。
僕はうんうんとうなずいた。
小さいころからいつも誕生日のケーキはチーズケーキだった。
チーズケーキは濃厚で、それでいて甘くて、とってもおいしいんだ。
そう伝えると、星崎君は笑った。
「すごい、そんなにチーズケーキが好きなんだね。」
気付いたら僕は前のめりになっていたことに気づいて、顔を赤くした。
は、はずかしい...
「う、うん。チーズケーキが一番好きだよ。」
そう素直に答えた。
「星崎君は何が一番好きなの?」
そう僕がきくと、少し時間をおいて彼はいった。
「俺は一番好きっていうのはないかな。あ、でも俺はオムライスが大好き!」
その言葉に僕は驚いた。
「え、そうなんだ!意外だね……。星崎君って結構食べれる方だったりする?」
「うーん、人並みかな?」
そういって彼はスマホの写真を見せてくれた。
「ほら、この前食べたオムライス。」
わぁ、と僕は驚く。
ふわとろのオムライスだった。絵だけれど、においがしてきそう。
「いいなぁー。今食べたばっかなのにおなかすいてきちゃうよ。」
「ね!」
といって星崎君はうなずいてくれた。
食べ終わってお店を出て、荷物をとってその日は解散となった。
僕は家で、一人でにやけてしまった。
人と買い物したりするのがこんなに楽しいなんて、知らなかった。
ライブに行くのも少し楽しみになってきてしまって、僕は興奮を抑えられないまま就寝した。
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