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好きだ
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その後。
俺と星音は、予期せぬところで再会する。
まさかあそこで会うとは思ってなかったな。
親が友達と会食するっていうから家に飯もねえししょうがなくついてったんだよ。
驚いた。まさかその友達が、星音の親だったとはな。
星音は俺に気づかないふりをしたり、黙り込んだりしてたから待ちきれなくて俺から話しかけた。
そしたら星音はトイレに逃げてったから、慌てて俺は追いかける。
逃げた理由は、恥ずかしいかららしい。
こいつっ...なんでこんなかわいいんだ!?
星音は顔を真っ赤にして店の外へ出て行った。
オイオイ、店の外はさすがに危ないだろうが。
慌てて追いかけると星音は駐車場にうずくまっていた。
俺が来るとゆっくりと顔をあげた。
涙目で、ちょっと紅潮した顔。
俺の理性はぷつんと切れた。
気付いたら軽いキスをしていた。
なんてことをしてるんだ俺は。
気にするなとは言ったものの、星音はきっと気にするだろう。
真っ赤な星音は
「先輩のばか...」
といって俺の手をとった。
あーーー、やべーーー。
もう、好きだ。すごく好きだ、こいつが。
その後一回昼休みに屋上で会ったから、それとなしに好きな人を聞いたけど、あやふやな言い方で逃げられた。
あいつの心を何とかしてつかみたい。
そのとき珀斗が来て、ライブが近いことを思い出す。
今回のライブは、俺の新曲だ。星音を想って書いた新曲だから、届くといいんだけど...。
もっと練習しなきゃな。
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