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嫌われてる?
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星音のためとなるといつもより熱心に練習が進んでよかったけど、珀斗には変な目で見られるし、勇誠さん(伊藤勇誠)には怒られた。
「あ...熱心になりすぎたみたいっす...すみません」
先輩の勇誠さんに謝る。
確かにここ最近の俺はピリピリしてる。けどそれくらい星音が大事なんだ。
早く気付いてくれ。
帰り道、珀斗に衝撃的なことを言われた。
「凛音さ、星音に嫌われてね?」
「は?」
いや、そんなわけねえだろ。
「いやだってさ、あんなぐいぐい急に来られたらうざがるでしょうよ普通」
うざがる...?星音は俺がうざいのか?
「まあわかんないけどさ。俺にはそう見えた、ってだけ。好きな奴を振り向かせたいのはわかるけど、やりすぎも行けないだろ?」
「え?好きな奴?」
星音が好きだなんて、一言も珀斗には伝えてない。
「は?何言ってんの?グループのみんな知ってるよ?あの曲だって、星音君がテーマなんじゃないの?」
ああ、全部もうばれてたみたいだ。
「...そうだけど」
「ま、がんばれよ」
それだけ残して、珀斗は去った。
はぁ...うざがられて嫌われてる...か。
珀斗の言葉が何度も脳内にこだましてしょうがない。
明日...聞いてみるか...
その日は全然眠れなかった。
もし嫌ってるとしたら。
レストランでキスされたなんて、最悪だよな?
でもアイツはあの時、恥ずかしがってなかったか?
嫌そうな顔なんて見せなかった。
でもアイツは恥ずかしいと理由を付けて二度俺から逃げてる。
あれはうざくて離れたかったから?嫌いだから?
何で気付かなかったんだ。
どうしよう...
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