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第2話
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一通り、シリアルを食べ終えるとテレビには僕のニュースがやっていた。
『チャイムがなる度にあの子が帰って来たんじゃないかって……。』
涙ながらに語る母親。きっと世間体が大事なんだろう。そもそも、僕は放置子のような状態、いや、家政婦と言ってもいいくらいに杜撰な扱いを受けていた。
テーブルで家族と食事をする事を許して貰えず、冷たいフローリングに正座させられて食べていた事もあったっけ。
運良く、僕がいなくなったので、正直厄介払いができたと思っているのだろう。
「じゃぁ、今日も始めるね??」
トオルは僕の後ろへ指を入れると良いところをコリコリと刺激する。
「あっ………ぃやぁ……」
今日は根元は縛られていない為か、ダラダラと体液が流れてくる。
「今日からはお口を塞がないから可愛い声をいっぱい聞かせてね?」
そんな声は届かないくらい、僕は快楽に浸っていた。ビクビクと身体を反らしながら何度も射精する。
「あ、イく……あああっ………」
何回かイった所でトオルは温かくて硬いものを後ろにあてた。
「ねぇ、要。俺の物になってくれる??」
気の抜けた返事をしてトオルの顔を見ると真剣な眼差しで僕を見つめている。
すると扉が開き、40代位の男性が入ってきた。
「トオル!!お前って奴は、何回言ったら分かる!!」
トオルは僕の上から退くとその男性を睨む。
「ソイツは商品だろうが!仕込みをしろとは言ったが、お前の玩具ではないぞ!!!お前は出て行け!!!」
男性はトオルを突き飛ばすと僕の方へ向かって口を開いた。
「お前は母親に売られたんだよ。そのあとは…」
言いかけたところでトオルが口を挟むが男性は続ける。
「海外の男色家に売るんだよ。」
聞けば、拷問ともとれるお遊びが好きな人もいるらしい。全身から血の気が引く。
男はトオルを部屋の外へ閉め出して鍵をかけ、道具を持って僕へと近付いて来た。
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