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腹が膨れるほどオムライスを食べさせ 、 猫も満足した様子 。
風呂に入って飯も食べ 、 幸せそうに俺の腕の中で頭を揺らしている 。
動物番組を食い入るように見つめる猫 。
同じような色の毛並みをした子猫が写っても 、 特に可愛いとは思えない 。
元から動物に対して可愛いと思うことはなかった 。
それでも 、 拾った猫は可愛いと思える 。
これは同じ人間だからこそ 、 そう思えるのか 。
俺にはまだ分からない 。
「 りゅー 、 ねむいの? 」
ふわふわの髪を撫でながらそんなことを思ってると 、 眠そうに目を擦る猫が俺を見上げる 。
「 おまえ 、 絶対眠いだろ 。 」
「 …… りゅう 、 ねむい?いっしょ? 」
一緒に寝たいらしい 。
仕方ないな 、 と猫を抱き上げて寝室へ移動した 。
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