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温もりを求めて俺の腰に抱きつく猫 。
その小さな頭を撫で回し 、 膝の上に抱き上げた 。
「 んん 、 りゅう?りゅ 、 んん … 。 」
ぐずぐず唸るみふゆ 。
まだ眠いのか 、 眠りやすい体勢を探してやがて静かになった 。
みふゆ 、と声を掛ければ少し首を傾ける 。
まだ意識はあるようだけど 、 やはり眠たいのか身体を動かすことはなかった 。
なんだか考えるのも面倒で 、 猫の肩にブランケットを掛けてベッドを離れた 。
目覚めのコーヒーを淹れて食パンをトースターにセットし 、 真っ赤に熟したリンゴを兎の形にカットした 。
それからヨーグルトも用意して 、 朝食の準備は完了 。
あとは猫が目覚めるのを待つだけだ 。
昨日の洗濯物を干して 、 ソファに座って今日のニュースを把握している間 。
猫はやっと起きたようで 、 身体を起こした 。
「 二回目のおはよう 、 腹減ってるか? 」
俺が声を掛けると小さく頷いて 、 腹の虫から返事が来た 。
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