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Rape is Not Good
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そして引っ越したのが3月の終わり。
荷物のほとんどは業者に頼んで、期日に寮へ届くようにし、1週間分の荷物をつめたトランクを引っ張って、俺は日本のホテルにチェックインした。
寮に入れるのは入学式の2日前で、それまでは日にちがあるからだ。
とはいっても、たった1週間で行けるところなんてそうそうない。
暇を潰すために夜の街をフラフラと出歩き、バーなどで知り合った女とホテルに行くというクソ野郎みたいな生活をしていた。
ぁ、飲酒は二十歳超えてからだし、あって間もない相手と寝るのはやめた方がいいぞ。俺が言えたことじゃないが。
寮に入る前日の夜、いや日付変わってるから当日か?
その日も同じように街をフラフラとしながら、よさげなバーを探していたら、路地裏の方から討論するような声が聞こえた。
(酔ったおっさんが揉めてんのか?)
なんて呑気に思いながら、野次馬根性で覗きに行くと、そこには4人の男が、たった1人の背の低い女を取り囲んで罵声を浴びさせていた。
頭によぎった言葉はレイプ。俺は合意の上で行為に及ぶのは好きだが、無理矢理犯すのは嫌いだ。お互いに満たされてこそのSEXだろ?
つーわけで…、
「何やってんだゴルァアアア!!!!」
蹴りました☆
1番背の高い男に思いっきり飛び蹴りを食らわし、眼鏡の男の胸ぐらを掴んで殴る。
「てめぇ、だれだ!?」
何て言って殴りかかってきた男を蹴り倒し、その後ろにいた背が低めのやつ共々吹っ飛ばす。
「誰って…、ヒーロー?」
半笑いで挑発。入学前に問題起こすのは良くないが、まぁレイプシーンを助けに入ったのであれば、何の問題もないだろ。
暗くて顔も見えないしな。
立ち上がるやつから殴り倒し、気絶させる。
引きこもりだし運動は嫌いだけど、喧嘩は別。女絡みで揉めに揉めまくった結果、慣れてしまった。
最後の1人を気絶させ、女の方を振り向くと、もうすでに消えていた。
「なんだよ…礼くらいしろよ。」
体で。はつけないでおいた俺偉すぎ。
気絶した4人組を放っておくのもなんなので、救急車を呼んでおく。
(疲れたな…。)
気分の削がれた俺はそのままホテルへ帰った。
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