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the First Roommate
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寮のエントランスには2年や3年と思われる人や、先生と思われる人もちらほら見かけた。
案内板に、
[新入生は各部屋に行き、荷物を置いて、12時にエントランスに集合するように。]
と書いてあった。
それに従い部屋へ向かう。
一番乗りは俺だと思っていたが、予想は外れたようだ。
「ぁ、初めまして。よろしくね!」
晴翔との出会いがこれになる。ロマンスのかけらもないただの同室者だ。
………いや、あるのか?
「見ない顔だね、もしかして編入?俺は晴翔、君は?」
編入ということは晴翔はエスカレーターということになる、まぁ初めに編入は俺だけだと聞いていたし、良いんだけどな。
「俺は結姫、お察しの通り編入生だよ。よろしくね。」
ぺちゃくちゃと喋っていると残りのルームメイト3人が到着した。
その中にあの颯もいた。
全員と自己紹介をした後、そろってエントランスへ向かう。
先ほどいた先輩や先生達も消え、新入生の数がぐっと増えていた。
「すげー人だな。」
なんて言う晴翔に
「人がゴミのようだ…。」
と返す俺。俺たちは意気投合して、かなり仲良くなっていた。
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