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Single Life
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家に行くと、蓮はさっそく飯の準備にかかった。手伝うか、と聞くとTVでも見てろと言われてしまったので仕方なくそうする。
「お前さー、」
「えー?」
蓮に話しかけると、料理の音で聞こえなかったのか、聞き返してきた。臭いからしてもうすぐできるだろうから、後に回そう。
「なんでもなーい。」
そう言うと、台拭きを投げられた。
「じゃぁ、テーブル拭いといてー。」
おー、と応えてテーブルを拭く。すると蓮が焼きそばを盛った皿を二つテーブルに置いた。
胡座をかいて、いただきます、と手を合わせる。普通の焼きそばだ。
「おもーさ、ひおりうあしなむ?」
腹は減っているので頬張りながらさっき聞こうとしたことを聞く。
「あ?あー、まぁな。てか口入れたまま喋んなよ。」
蓮は苦笑しながら応えてくれた。
綺麗好きなのか、整った部屋。住み心地は良さそうだった。
「んっ、…、お前いくつだよ。」
今度はちゃんと飲み込んでから聞いた。見た感じ、俺と大差なさそうな感じだけど。
「18。お前は?」
やっぱり、俺と一つしか変わらない。
「17。なんで一人暮らしなんかしてんの?」
高校生で一人暮らしなんて親が金持ちじゃなきゃ無理だ。バイトで稼げる金なんてたかが知れてる。
「んー、まぁいろいろ?てかお前こそこんな時間に1人で。」
はぐらかされた上に、逆に質問されてしまった。まぁ昨日今日会ったやつを詮索するほど悪趣味でもないわな。
「まぁ俺もちょっとな。」
そう言って俺もはぐらかす。しかし蓮は詳細を追求してきた。
「家帰れねーの?なに、虐待?」
変な心配をされてしまい、仕方なく、訳を話した。
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