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Because there is a Friend
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それからはリンチに合わないようにできる限り人と一緒にいた。
琉樹と颯は気を使ってかできる限り俺の近くにいようとしたし、話を聞いたのか晴翔と道生も俺のそばにいようとした。
カップルに挟まれる俺の気持ちも考えてくれよ…。
そのおかげか、いじめに近い嫌がらせもあったが、ボコられることはなかった。
ただ、クラスのやつらはヤッさんのおかげで理解していてくれたのが、出回った噂によって変わってしまった。
(「裏切り者…」)
(「……嘘つき…汚い」)
(「…と共犯…」)
「根も葉もない噂、気にすんなよ?」
ヒソヒソと聞こえてくる陰口に晴翔が牙を剥く。
「気にしてねーよ、くだらねーしなぁ。」
影口を叩いてる奴らにも聞こえるように返事をした。ただの嫌がらせだ。
でも、こうして居られるのもみんなのおかげだったりするんだよな…。
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