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最近あいつの様子がおかしい。1
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大雅side
「先輩!こんにちは!」
『あぁ、こんにちは。』
(なぜこの生き物はここまでうるさいのだろうか...)
「先輩さては「なぜこの生き物はここまでうるさいのだろうか...」とか思ってますね?」
『そうだな。』
「なんでよ!!」
こいつは後輩の大空美羽。うるさい。本当にうるさいのだが、これには理由がある。
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数週間前
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『なぁ。相談があるんだが。』
「先輩が相談とか珍しいですね.....なんすか」
『幼馴染が最近何かおかしいんだ。避けられているような気がする』
「ふむ。具体的には?」
『隣に座っている時に、肩が少し触れただけで少し離れたり、手が触れただけで顔を赤らめて逃げていったりする。何か悪いことでもしてしまったのだろうか』
「.....先輩ってたまに抜けてますよね」
『.....どういう意味だ』
「なんでもないです」
『?』
「ちなみに女の子ですか?」
『?男だが?』
「.....ヨシ」
『?』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あいつのことを相談して以来、このうるさい生き物はしつこく俺に付きまとってくるようになった。それどころか、たまに俺に「頑張ってくださいね!応援してますよ.....ヘヘ」といった意味不明な応援をしてくる始末だ。
.....どうしたものか。
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